ご質問頂戴しました!
質問箱への回答
ふむ、コーヒーが飲めなくなったらどうするか?
ご質問ありがとうです!
— MiHaRaさん (@threefieldsmhr) November 17, 2018
なんとなく近親感のありそうな方からの質問な気がしますが、今後は国内でコーヒーを気安く飲むのは難しくなるような時代に突入する気がします。
続きはブログで! アタイは飲めなくなったら・・・ #peing #質問箱 https://t.co/xgTqABVJvI
まず第一前提として、実はアタイは既にコーヒーが飲めない。
そして矛盾するようですがコーヒーは飲んでいます。
ええ、大教祖精神科医にお布施を払って説法を聞きに行くと「コーヒーとタバコと酒は禁止ね」
と毎度言われている。 日によってはトリプルコンボで破っているがな。
酒は飲まなくても良いんよ。 たまに飲み会で飲めば十分。 必需品でもない。
タバコ。 眠気と絡み合った雑念を瞬発的に払拭するためにたまに吸っている。
別に吸わなくても良いし、JTが潰れようが国内で完全タバコ取引禁止法が出来ようがどーでもいい。
取り敢えず少しでも早く寿命を縮めたい気持ちも働いて、一日5本くらいは吸う。
どっかで聞いた話じゃあ理論的には1本で3分寿命が縮まるとか言っていたが、生命線の短いアタイ、45歳でちゃんと死ぬ予定で確実にタバコで死ねるように計算したら今から10分に一本は確実に欠かさず吸わなきゃいけないみたいだから、百害あって一利なしは 百も承知ですけど対数函数的に発病するような代物だから末期は苦しんで死ぬだろう。
つーか10分に一本は無理。
健康な読者様は「ほら見ろ言わんこっちゃない」と思って満足してくれればいいですよ。
どうも医学は長寿を優先的に考えるような感じがしてならないが、いつ死ぬかマジで予測不可能なのに老後の事なんか考えていても馬鹿みたいだから、生きているならそれはそれ、死んだら「あー、まぁしょうがないね」で割り切るくらいの方が良いと思うよ。
偉そうに言っているけれどアタイは向精神薬を1週間裁ったら確実に自殺するような精神障害を、薬で頭をぼんやりさせる事で生き長らえている感じはしている。
ちゃんと計画通りに行きゃあ20歳で確実に三原氏物語は終わっていたんだけれどな。
無駄に8年も生きてしまった。 お陰でコーヒーという大好きなものに出会えたのは、それはそれで幸せかもしれない。
さて、妄想全開で質問に答えて行くわよ!
コーヒーが飲めなくなったらどうするか?
流通、価格、入手手段それらも考慮して回答しますな。
前にドトールで働いていたのはご存知だと思います。
ちょっと馴染みの無い話をすると、ドトールはケータイのキャリアがドコモのユーザー、それもdポイントのアプリが開ける一部の賢いお客様にはサイズアップのクーポンがご利用できるようになっている。
要するにSサイズをMサイズに、MサイズをLサイズに一部の商品は無料で変更できるぜ!期間内ならば何度でも!
っていうクーポンね。
かく言うアタイもドコモユーザーで、毎度ドトールに入店する前には必ずサイズアップのクーポンの対象ドリンクは何かを確認している。
今年の6月の時点までは、ブレンドコーヒー、アイスコーヒー、ラテのサイズアップはあったんだよ。
あくまでもそれは新商品の発売じゃない期間での話ね。
で、7月が特にアイスコーヒーのサイズアップがこれでもか!ってくらいにやっていたわけさ。
理由は何でかって言うと、今時の流行りのコーヒーは雑味の少ないクリアな味わいが流行りだから。って事で、深みのあるおっさん好みのコーヒーよりも若者にシフトした意図があるみたいね。
アタイは前のドトールのアイスコーヒーの方が好きなんだけどさ。あの味に近いのは、そうだなぁ現在だとガストのドリンクバーがそれに近い。
だけどあの味はもう帰ってこない。
まぁその6、7月にかけてのサイズアップは従来の豆の処分と新たな味による新規顧客の獲得が狙いなんだろうとアタイは勝手に思っているんよ。
ところが夏が終わってから、サイズアップクーポンはどうなったと思う?
そう、期間限定新商品のサイズアップしかやらなくなってしまったのよ。
それはつまりお得に純粋なコーヒーが飲めず、且つシロップで味付けしたような、しかも単品の値段が高いほとんどコーヒーを使わないドリンクばかりのクーポンになってしまったんよ。
実際に現状を見たわけではないから、細かいことは言えんが、グローバルな規模でコーヒーを捉えると、石油の次に流通量がある財がコーヒー豆なんですよ。アルミとかの金属よりもアカネ科の種子の方がマネーが動くんですね。
で、ニューヨークの先物市場で相場が決まる。
と記憶している。違っていたら訂正しておいて頂戴ね。
今年は日本も都内で40度超え、なんて言われているように明らかに異常気象だったのは記憶にまだ鮮明に残っているでしょう?
じゃあほかの国はどーなのよ?って考えたりしませんか?
カリフォルニアでハリケーンが、とかフィリピンでタイフーンが・・・
なんて言われていても、首都圏に住んでいるアタイらからしたら、まるで別の惑星レベルでどーでもいい感じしない?
幾らコーヒーマニアでも流石にアタイは世界中の生産地の天候はチェックしたりはしないが、
一つ気候がおかしくなるだけでその地のコーヒーの収穫量はグンと落ちるのは言うまでもない。
しかもこのデリケートな品物は赤道を起点に南北緯度20度の限られた範囲でしか基本的には栽培に適していないのよ。コーヒーベルト。なんて地理的には言いますわね。
だから日本でコーヒー栽培農家なんて聞かないでしょ? 小笠原だかでやっているって噂は聞いたことあるけれど、そこはもう土地的にも大した収穫量なんか無いのは分かっているし、どうせお高いんだからオタクが飲んでいれば別にいーんだけどさ。
何が言いたいかって、流通量の割には生産地はかなり限定されていて、各生産地が気候などの災害を受ければコーヒーは価格が上がるのは言うまでもないのよ。
しかも需要は伸びている。 最近は先進国だけでなく、開発途上国の富裕層、加えて生産者自身が味を覚え始めて益々消費量は増大しているのよ。
これも値上がりの要因の一つね。
国のランクを決めるのに何かとGDPが指標になっていて、中国に抜かれて我が国日本は3位だ。あーあ、とか言ってはいるけれどそれも別に各個人あたりの所得度合いで見てみりゃ、確か日本人は25位くらいで、
要するに少ない金持ちがめちゃくちゃ稼いでいるから取り敢えずアタイらは貧乏でも平均が押し上げられるからなんとなく開発途上国よりも優位な感覚に浸っているだけなんよ。
ここまでをまとめると コーヒーは農作物であって資源ではない。 誰もが飲みたいと思っている。 価格は高騰しているが、コーヒーに幾らまでお金が出せますか?
ってところになってくるわよね?
あまりにも価格が上昇し過ぎると、日本みたいな輸入だけで生き延びている国にわざわざコーヒー届けるよりも、スケールメリットで中国の富裕層に売りつけた方が儲かるでしょう。
いや、コーヒーの技術に関しては日本ははっきり言ってレベルは高いんだよ。 バリスタの存在や、独自の喫茶の風習とかね。
でも金持ちしか飲めなくなるかもしれない。
すでにその現れとして、 ここ4年くらいで出てきたワード「サードウェーブ」
という言葉は聞いたことあります?
超極端にいうと「ワインはこだわれば数百万のモノがあるんだから、コーヒーだって本当に高級なものを作って売って見てもいいんじゃね?」みたいな考え方よ。
ブルーボトルが代表的でしょ。 生産から流通、焙煎、最後の抽出まで一切妥協をしないスペシャルティーコーヒーの存在。
浅煎りで酸味が強く、好き嫌いはかなり分かれると思うが、一杯に700円も出せば「んー、なんかよくわからんけどさ、多分高いから美味いんじゃね?」なんて思うでしょ。
あんなところでも意識高めにMacBook持ち込んで作業している奴がいるけれど、はっきり言ってあの手のコーヒーは冷めたら酸っぱすぎて飲めたもんじゃねぇ。
いや、日本人の趣向には合わないんだよ。 だからドトールのブレンドコーヒーとかは割と考えられていて、冷めても美味い。
まぁドトールはタバコを吸うところ。みたいな位置付けですよ。それで良いとも思っているが。 でも日本人好みのコーヒー屋の最後の砦だと感じている。
週に一度は大型書店の全フロアを廻るアタイは、ちゃんと欠かさずコーヒー関連の本棚もチェックしていてチラホラと「サードウェーブの次、フォースウェーブには何が来るか?」
と問題提起された書籍を見かけたりもするけれど、個人的には「フォースウェーブは津波。被災した日本は、コーヒーの高値によって飲みたくても飲めない時代がやって来る」と思っている。
今やスタバももうコーヒーで勝負していない。 新作のフラペチーノの店頭ポスターを見ても、微塵もコーヒーのエキスが感じられない。
牛乳の扱い方が物言う業界なのかな。カフェってのは。 更に味覚よりもインスタで拡散させる資格が優位になったというか。
最近ツイッターやインスタにも挙げた「エチオピア モカシダモ、今期の出来は上々」の記述は、もしかしたら今後もう味わえなくなるかもしれない。
だからカフェをこれから開こうとしても、よっぽど感動体験を味わえる店じゃないと日本ではやっていけないでしょう。
まずそんなコーヒーをどうやって確保するのかに物凄く頭を悩ませるよね。
それならいっそ確実にコーヒーが集まる市場のある国にコバンザメのように依存して、日本ならではの「喫茶店」をやった方が面白いとも思う。
いずれにせよ、コーヒーが飲めなくなるってのはこの世で最もアタイが夢中になったものが奪われるという意味では、状況によっては祖国を捨てる覚悟も出来ている。
そしたらベトナムに移住しようかな。
あの一粒の豆には、人類の英知と莫大な労力が凝縮されている事だけは、どうか忘れないで欲しい。
だからアタイはコーヒーが好きだし、それが面白い、魅力があると感じるんよ。 果てしなきコーヒージャンキー。それで良いと思っている。
じゃ、今回はこの辺で。
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