ここらで一つ、まとめてみるか？
雑談
自分が子供の頃に比べれば、今は自己表現という敷居の高さは随分と下がった。
せいぜい他人に見られる文章なんて、小学校の作文が一斉に廊下に掲示される程度。たまに頭の良い人、何かに秀でている人が新聞の地域欄に掲載されるくらいで、外国の人とメールをやりとりするような事は愚か、知らない人から「いいね！」なんて評価を貰うことなんて考えもつかないくらいに乾いた時代ってのを経験してきた。
あの当時の小学生だったアタイにとっては、未来なんて何かの本で読みかじったような、チューブの中を人が移動するとか、車が空を飛ぶなんて案外非効率極まりない未来しかイメージが出来なかったし、結局2021年でも未だに車は空を飛ばない上に、主な移動手段は電車から何も進歩していない。
しかしながら変わった事と言えば、全く価値のない情報を誰でも発信出来るようになった事だろうか。
それこそ子供の頃に認識していた現実ってのは、
多くの人に読まれる文章を書くならば、作家や新聞記者、或いは編集者になるとか職業性が必要だったし、
テレビに出られる人は何千人もの競争を勝ち抜いてきた選りすぐりの凄い人しか映されないもんだと感じていて、今でも自分は一生テレビには出られないだろうと思っている。
ラジオに関しても素人がDJをやるなんて以ての外で、せいぜい電話でつないでもらってものの3分くらい番組に参加する事が出来れば嬉しいな、と言った具合だろうか。
況してや自分の創ったアートなんてのは、趣味程度に留めて自己満足するのが関の山で、作品展に出すなんてのはまず考えにくい雲の上のような概念だった。
これらは現代では言うまでもなく、文章ならばブログやSNS、テレビの代わりならばYouTube,ラジオだったらPodcastかな、アートは・・・そうだなイラストならばピクシブなんかで自己表現が出来るのは最早常識に近いだろう。
自分の創ったものが世界中にシェアされる（かもしれない）可能性に富んだ現在では、小学生だってYou Tubeに投稿するし、顔も性別も不明な人のイラストに感銘を受けたりすることもある。
いや、20年前だったら少なくとも作品、ないしは大勢の人に見られるモノを公開するにはプロじゃなきゃ許されない、認められないような世界だったんだ。
ところが、ほんの軽い気持ちで大した手続きも必要なく誰でも自己表現が出来るようになった。ちょっとその気になればスマホ一つで動画作品だって作れるだろう。
しかしながら、このアマチュアでも自分の作品を公に出せる、という潤った時代に於いて全く他人の心に響く要素を持たない文章を発信し続ける1人の残念な男がここにいる。
ちがう、アタイだよ。
かれこれ8年近くブログを続けてきた。タイトルは『三原氏物語』
やりたい事が3年おきに変わる、意識が高いだけの残念な統合失調症男子の日記だ。
この登場人物の三原は、何もかもが中途半端でこれと言ってやりきった！と言えるものが全く無い。それでも、いつかは何かになれるんじゃないかと妄想を膨らませていたら、何一つ取り柄のない人間になってしまっていた。気づけばもう31歳。
ライフステージ毎に友達がリセットされ、一度も同窓会などに呼ばれる事無く現在まで生きてきた。ただひたすら孤独、お一人様を楽しみ有り余る時間の大半を空想に耽って浪費をする日々。
一度もこのブログはバズった事も炎上した事もないという、ある意味奇跡に近いレベルで続いてきた。1日のアクセス数は大体10人前後だろうか。その内6人くらいは誰だか何となく分かる。
これからもこの調子で続いていく事が趣味としては妥当なところかなぁと感じている。だけれども、サザエさんやこち亀のように同じ様なテンションが毎回続くこのブログは気づけば2200回以上もの記事が存在しており、ここらで一つ全貌をまとめて見るのも面白いかと思った。
ってなわけで
アクティブログ（活動記録）
前回のブログでは、時間を忘れて没頭出来るものは ブログ、珈琲、イラスト だと書いたわよね。うむ、間違いは無い。
だけど、ちょっとだけ実行に至るには覚悟というかトリガーみたいなものが必要だったりするのさ。特にイラストなんかはマジでコンディションが整っていないと長時間の作業というかパフォーマンスは発揮できないもの。
さて、イラストとブログ（文章）が好きならば、それらを組み合わせて何か出来ないもんだろうかと、ちょっと考えてみたのね。
- ブログにイラストを毎回挿入する
- ラノベみたいなものをつくる
- 漫画を描く
- 絵本を描く
と言った具合にな。
それで昨日は3時間くらい使って、自分ならば何が出来そうかを真剣に考えてみたのよ。
大体小説とか漫画ってのは、ストーリー性が伴うと長期化するし挫折するから向いていないなと思ったのよ。
絵本も読み手にメッセージを伝えたり共感させる能力が、現在のブログからも分かる通り発揮出来ないから保留。
雑談でも話した様に、取り敢えず自己表現のフィールドは沢山あるんだから何かないかなー・・・と探っていた辺りに、ちょっと気になったものを発見。
Kindleのセルフパブリッシング。
んん？
これならば基本は電子書籍なんだから、文章を書けばいいんじゃねぇか！ってなるわな。
そんでもって、表紙とか挿絵くらいの絵だったら自分で描けるし楽しいから、もしかしたらアタイにも出来るかも！なんて今の時点では思っているわけですよ。
いや、実際まだ一文字も書いていないし出版の仕方も知らないわよ。出したって読まれるかどうかもまた別だし。
それでも、何か根拠はないのに出来そうな予感がしているのよ。
このブログも8年くらいやっているんだし、そろそろ一度ここら辺でまとめというか、エッセンシャル版みたいなものを作ってみるのもおもしれーんじゃねーの？と。
まぁ明日になったらまた気が変わって別の事がやりたくなるかもしれんすけど、今この瞬間には興味がアリアリだぜ。
そういや卒論が全然進んでいなかったなぁとか思い出しつつ、
じゃ、今回はこの辺で。
読んで頂き有難う御座いました。
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