三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

血反吐(ゲロ)を吐いて臨んだ試験の結果・・・

これで終わりだ!!!

 

 

バトル漫画のトドメの一撃。そういうノリで、今日アタイの資格試験は終わりを告げた。

 

3月に大学を卒業してからというもの、特に就職をするわけでもなくダラダラと過ごす日々。図書館とKindleを眺めては賢くなった気分になり、どこかそんな自分に優越感すらあった。

 

どうも自分の過去を振り返ってみると、事務員を辞めて大学に再入学した辺りから堕落が現在に至るまで続いているように感じられた。なぜかって、実は大学在学中にとった資格はTOEICだけだからだ。それも点数は300点台と、「お前それ大学生に対して失礼なレベルだろう・・・」と言いたくなる有様。

 

「大学の勉強に専念したい」そう心の中で思って、政治と法律の勉強以外は真面目にやってきたつもりでも、卒論には提出のために一年延長したし、どうにかGPAは3を超えてはいるが主席にすらなれなかった。

 

卒業後も自分の興味のあることを探すかのように図書館の棚を徘徊する日常。結局、なんでもそれなりに興味はあるけれど、何事も極めるのは大変なので諦めているというのが実情に近い。

 

なんせアタイは週休3日制だ。(だってヴァイトだもん。サラリーマンでそんな待遇の会社なんてアタイが雇ってもらえるわけないでしょ)ほぼ週の半分は働いていないに等しい。

何かに没頭するには十分すぎる時間があった。しかし三原はほとんど何もしなかった。

 

 

大学を卒業して職業がフリーター(一応これでも個人事業主ではあるのだけれど)になった。

もう単位に固執しなくても、好きな時に好きな本を読めるという自由が約束されていた。

結果として行動範囲は図書館と銭湯だけという些末なものになってしまい、近頃自転車を買ったにも関わらず、行きたいところが特に思い浮かばず貴重な時間(休日)は過ぎ去っていった。

 

「その気になれば山手線くらい一周できるわ(ドヤッ」前回そんな話をちょっとしたと思う。

一つ言い訳をすると、なぜか自転車に乗ろうと企むとその日は雨が降る。未だに梅雨なのかい、お前は! と言いたくなるような冴えない天気。この間チャリを飛ばして、ちょっと遠くの銭湯に行ったら見事に帰りは土砂降りになって濡れて帰ってきた。風呂に入った意味がなくなったのをよく理解した日だった。

 

とりあえず今日を以て、資格試験は終了したので時間はまた出来る。自宅にいても体が錆びる一方なので、チャリで遠出したい。下町に住んでいるのだから、荒川か隅田川でもずっと走っていればいいじゃないか。自分でもそう思った。

 

幸か不幸か現代のインターネットは必要以上に進歩していて、自宅にいながらにして世界中を見渡せる時代になってしまった。「この河川敷をずっと、ひたすら走っていったらその先には何が待っているのだろう?」というワクワクは、ちょっとスマホGoogle Mapsを開いた瞬間に答えが分かる。

 

なんてこったい、東京湾に出るのはともかく、物流の倉庫と冷凍食品の加工工場しかねぇじゃねぇか。

 

 

昔、ニューヨークの街中をサイクリングした経験がある。ハドソン川のほとりまで行くと、自転車用に整備された専用のレーンがあった。遠くをタンカーなどが航行しているのを見ながら、リスのいる公園でホットドックとコーヒーを楽しむ腹の出たヒゲのオヤジ達が露店の近くでコミュニティを作っていた。

 

そういうサイクリングの理想的な公園が東京湾にはあると勝手に思っていた。

確かに河川敷はサイクリングロードとして整備されていて、車と接触するか心配する必要がないのはありがたい。しかしながら、必死こいて東京湾まで来ると、そこは人の住むようなところではなくて、ただコンテナが右往左往しているような殺風景な場所なんだと知ってガッカリした。

 

人工的に整備された、都市計画に則って忠実に計算されて作った公園で、アゴが弱いながらもベーグルを食べながらスペシャルティコーヒーをテイクアウトカップで飲むような、そういう世界がサイクリングロードの終点には待っていると思ったのに、これじゃあやる気が出ない。

 

結局行動範囲は近所の図書館から区の総合図書館にレベルアップしただけで、とてもじゃないが「次は代々木公園に行ってみよう」とか、「早朝から起きて頑張って二子玉川まで行ってみよう」なんて気にはなれやしない。

 

自転車を買ってから気がついたのだが、意外と自転車を停めるところを探すのに苦労する。

 

ただ、折角自転車を購入したのに行動範囲が下町から脱却出来るかどうかのところまでしか広がらないのも、勿体ないと感じたので火曜は天気が良ければ乃木坂の国立新美術館に行ったあと、どっかのカフェでブログでも書きたいと思っています。

 

 

 

 

話が逸れたが、大学を卒業してからと言うもの、特に目標などがなかったアタイには一つだけ「やったほうが良いこと」があった。それが資格試験だ。まぁ薄々読者様は何の資格なのか察しが付いているだろうけれど、とりあえず資格だ。これを取ると仕事のレベルが上がる。

 

そう、仕事の責任が増える。で、高いのかどうかわからないが時給が100円くらい変わる。逆に言えばこれ以上のレバレッジは、この仕事には無い。自分の労働時間から簡単に計算をしてみると、資格の有無で年収は12万くらい変わってくる。ええ、すみません1200万とかじゃないんすよ。ヴァイトですから。12万です。

 

持っていて損のない資格(そんなこと言ったらほとんどの教養的な資格は、ただの趣味を形にしただけのものになる)とは言われているが、正直に言うと面倒なことが増える。責任も増える。でも給料は100円くらいしか変わらないわけですよ。

 

イマイチ興味が沸かないせいで、結局テキストを6回通読して過去問と問題集をそれなりに解いただけで臨んだ試験だった。去年の試験で合格点が取れているならば、今年大きく傾向が変わらない限りは受かるだろうと舐めてかかった試験だった。

 

はっきり言ってしまうと、個人的には何が面白くて勉強するのか分からない資格の一つでもある。だからやる気が出るわけがない。結局「本当はあれもこれも勉強しなければいけないのになぁ」と不安になりながら、とうとう試験日を迎えてしまったわけだ。

 

一応ストイックさを出すために、ここ3週間くらいはTwitterは一切閲覧せず、ブログも更新せず、それでも酒だけはほぼ毎日飲んで(というか、酒飲みながら勉強していた)休日も図書館か自宅で過ごすというサイクルを繰り返していたせいで、人生でかつて無いほどに体が固くなり、しかも2kg太った。

 

体が固いというのは、駅の階段を降りる際に「出来れば手すりが欲しいかも・・・」と感じるくらいに関節がぎこちなくなってしまっていることだ。これはやべぇ。

 

まぁ時間はあるんだし、これから運動も計画的に取り入れては行こうと思っています、はい、すみません。

 

とりあえず試験は終わったので、結果はどうあれ自由に使える時間は増えた。明日は洗濯をしつつも、どんな休日を過ごしていきたいのかについて考えてみたい。

 

 

 

ってなわけで

 

アクティブログ(活動記録)

接客業の一週間の幸福度は「嫌な客の現れるタイミング」で決まる。これは間違いない。

アタイは今週の仕事初めに理不尽な客にいじめられてミスを犯し、今日に至るまで調子が悪かったのよ。

 

その日を境に朝になると、喉につっかえた感じが常につきまとい、吐き気を催すようになった。タバコの吸いすぎもあるだろうが、メンタル的にも何か参っていたところがある。ミスを客のせいにはしたくないが、試験二日前である金曜日、アタイは現在の職場で初めて「体調不良で休んだ」

 

いつも出勤の30分前には現場に到着し、ビルの喫煙所で一服してから仕事に臨むのがルーティンだったが、その日は朝から吐き気がヤバくて仕事に行くのが怖いとすら思えていた。試験前の不安、接客のミスによる自分へのストレスなどが積み重なっているのだろう。

 

折角休みを貰っても四六時中吐き気と戦いながら参考書に目を通すのも無理があった。「あ、落ちる言い訳になるな、これ」とか思っていたら途端にどうでもよくなってきたし。

 

土曜は買った薬を飲んだら一応元気になって、試験用に鉛筆を買うついでにドラッグストアで栄養ドリンクを買っておいたんだよね。これで気力も復活するだろう。そんな風に余裕をかましていた。仕事は順調だったし、あとは帰宅して参考書に一通り目を通して寝たら明日は試験だー٩( ᐛ )و

 

って感じだったのよ。

 

さっきも書いたけれど近頃の睡眠サイクルとして、現在大凡10:30に起きるのね。それを今日は都内の僻地にある大学のキャンパスで受験するために7時に起きるわけよ。

Apple Watch,iPhone,iPadと3つのデバイスで合計10個のアラームをセットして、まぁなんとか7時には起きたよ。起きたのは良かったんだけどさ。

 

朝からエネルギーを補給するぞ!とはりきって、おにぎり3個と玉ねぎスープ、コーヒー1杯と先日買った栄養ドリンクを飲んだわけね。ああ、もう無敵じゃないですか、今日は徹夜出来るな、そんな確信さえあったよ。

 

ヒゲを剃って「今日もアタイって可愛いわね、うふ」とか思いながら一通りスキンケアまでして、仕上げに歯磨きをしていたらゲロ吐いちゃってさ

 

折角磨いた歯を再び磨き直す手間よ。受験票には「コロナ関連の接触はあるか」っていう問診が記載されていたけれど、当日の関係ありそうな項目には体温くらいしかなかったし、36.2度だったので(コロナ的には)問題がなかったので、会場を目指したわ。

 

ああ僻地。ここの大学生って何が楽しくてこんなところに通ってんだろうとかマジで考えてしまった。学費もさることながら、理系の大学のくせにこれと言った強みのなさ。ここじゃないと、この研究はできないんです!っていう希少性が皆無。キャンパスだけはキレイだけれど、内心「通ったら半年で辞めるだろうな」と思ってしまった。

 

余裕を持って来たつもりでも、結局会場の入り口で検温とか問診票の提出なんかがあって、着席時刻ギリギリになってしまった。もうゲロも吐いたし、あとは脳内の記憶を回答に出し切るだけだと思って、とうとう始まった試験。

 

開始の30分前に座らせておいて、それから10分間の何もしないアイドリングタイムに何の意味があるのかは一切理解できなかった。その時間削れよ、早く帰りてぇんだよ、とか思いながら10分間、目を閉じたり教室の窓から見えるタワマンを「何がいいんだか」と鼻で笑いながらニヤニヤしていた。緊張感の無いヤツだ。まぁ緊張しすぎたからゲロ吐いたのかもしれないけど。

 

 

 

ようやく、ついに、試験が始まった!!

苦節半年!(ガチで取り組み始めたのは2ヶ月位前から)ああ、試験ってこんな感じなのね。今、アタイは問題を!解いている!! とどこか他人事のように感じていた。ただ周囲の受験者と比べると、アタイは問題を解くスピードが遅いように感じられた。

 

このテストは2時間あるので、見直しも含めて時間は余裕がある。慌てて解くような速さは試験として求められていないんだけれど、皆マークシートの記入といい、ページを捲る音といい、早い。

 

ただ、ここまで周りと比較して遅いと「ひょっとして自分は理解していないんじゃないか」と不安になってくるのよ。試験が終わりに差し掛かった頃には「あ、これ無理かも・・・」と体調不良で青ざめていた顔が、より一層血の気を失っていくのが鏡を見なくても分かった。

 

「この試験受からなかったら、アンタもう辞めた方がいいよw」と、冗談交じりに上司に言われていたくらいだったし、これで駄目なら向いていないんだと潔く諦めようかと駅まで向かう道中で考えていた。

同じ勉強をもう一年続けるほどの気力もないし、第一やっていても微塵も面白くない。本当に自分にとっては給料のためにあるような試験だった。

 

過去問と模試ならば一通り合格してきたけれど、今回ばかりはどうかな。自信ねえな。だって合っているのか間違っているのかすらも分からねぇんだもん。あーあ、受かったら旅行にだって行けたのにな。貯金も増えただろうし、今よりもうちょっとマシな食生活が楽しめただろうに。

 

駅ナカの喫煙所が併設されたカフェで自己採点をしてみる。一体今日のカフェインの摂取量はどんだけだよ、致死量に達しているんじゃないか、そんなことすら考えが過ぎらずに、どっかの予備校(こんな資格にまで金払って通うヤツいるのかよ・・・)の回答速報にポチポチとスマホで自分の答案を入力していき、「回答を送信する」をタップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採点結果が一瞬で出た。だけど、画面のどこにも「合格」の文字はなかった。

 

 

まぁそこは、この予備校の仕様なのだろう。仕方ねぇべ。ただし、この試験のガイドライン(多分とっくに捨てている人もいると思う)には、ちゃんと書いてあるんだぜ。

 

84/120点以上取ること。 各章35%(〜40%)以上得点をすること。この2つを満たしていれば合格っと。

 

得点は92点。うん、84点以上じゃないですか。

各章は・・・3章は点数が低いけれど、一応全部の章で半分以上はとれている。

 

まぁ予備校の出した回答に間違いがなければ・・・・合格ですね!٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و

あとはマークミスとか、そういうのがなければ。

 

 

٩( ᐛ )و と、顔文字を使って喜びを表現したアタイだったが、場所は駅ナカのカフェ。なんか受かった喜びよりも、これまでの疲労が一気に押し寄せて来てダルさの方が上回っていた。

わざわざMacBookとか一日中持ち歩いていて、この合格をいち早くブログで報告するつもりでいたのに、カフェにWi-Fiがねぇの。

スマホテザリングしようと思ったらバッテリーがなくなりそうだったので、西日暮里まで移動して刺し身の美味そうな居酒屋で豪勢に食べてきたよ。

 

いや、やっぱり歳なのか油の強いものが食えなくてね。つーか、当初は焼き肉行こうと思ったけれど、混んでいて入れなかったんだよな。一人焼肉は回避された。

 

中トロの盛り合わせ。これが一口辺り300円くらいするんだろうな。自分のお金で食べているんだぞ!高すぎて二度と食おうと思わないが。

 

テキトーに入った店だったけれど、当たりだった。路地裏の店なのに、店内は客で繁盛していたし、お酒もそこそこ安くて美味しかったから、まぁ文句はない。多分もう来ないけど。

 

久しぶりに良いものを食べて、改めて「一応合格・・・なんだよな?」と帰宅して疑問に思うわけよ。正式な合格発表は来月の14日。あくまで自己採点は自己採点だ。誤差が±5点くらいあってもギリギリ大丈夫だが、こんな奴が合格してしまっていいのだろうか。それも不安になる。

 

実感はないが、もしかしたら今年はたまたま簡単な出題傾向だったのだろうか。だって本来ならば常識レベルの知識を一切理解せずに(切り捨てて)試験に臨んだのだから。なので3章は得点が著しく低くなっている。

 

スーパーで買ってきた酒を飲みながら、ipadで今後の目標について考えてみたけれど何も思い浮かばない。大体夢ってヤツは叶うと途端に「こんなもんか」に変わる。苦労して卒業した大学の卒業式でさえ、そうだったのだから。

 

一応毎日、どの時間に何をしていたのかの記録は、去年実家の横浜から現在の東京下町に引っ越した時点から日々欠かさずつけている。

当然今回の試験の勉強もどのくらいの量を取り組んだのか、一目で確認出来る。明らかに絶対時間が足りていないことだけは分かった。今回はたまたま運が良かったのだろう、そう思いたい。

 

現在体調は良くなってきたが、どうにも達成感の無い資格試験だった。決して簡単なわけではないのに。もっと心の底から「うおおおおおおおお!!!受かったあああああああ!!」みたいな喜びが欲しかったな。なんでだろう、然程頑張っていないからそう思うのかな。

 

それとも休み明けに出勤して職場で報告すれば何かが変わるのだろうか。

とりあえず休み残り2日を存分に回復に充てよう。じゃ、今回はこの辺で。

 

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