三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

やる気は金で買えると思っていた自分を変えたい。

自己啓発の限界。

  調子が悪いならば早く寝ろ。

親がそう言う。医者もそう言う。幻聴もそう告げるし、俺だってそう思う。



可笑しいな、今日は帰ったら3時間ある自由時間の内の一時間はデッサンをやって、もう一時間はペンタブの勉強、そして最後は筋トレをやるつもりだったんだ。

しかしパソコンを立ち上げて更新されもしないまとめサイトのアンテナばかり見ている。
困ったな。何にも進歩のない1日になっちゃったじゃん。

どうしようかな。
筋トレする気力も起きないんだよな。

読書でもしてみるか。でもそれすらメンドクセェ。

何故か不思議とタイピングすることだけはなんとか出来る。
だからこうしてブログを書いているんだ。

久しぶりに精神障害者っぽいブログが書けたな。

まぁ木曜まで道場は無いし、明日も会社が終われば暇なので明日から巻き返すか。
果たしてそれでいいのだろうか。


ふむ、せっかくだからもっとネガティブるか。

・・・・。
 三原さんは副業でweb漫画家になってランボルギーニを買うのが夢なんだ。
なんか毎週この目標というかうたい文句を豪語しているけれど、それに見合う努力はしていない。

毎日お菓子を食べて、ダラダラネットやって、時々調子が良ければデッサンの練習をしたり筋トレをしたり。

これじゃあダメなんですよ。

っていつも反省はしているが、なかなか頑張ることが出来ない。
道場に通えば、生活支援センターに行けば、パソコンを買えば、何かが変わる気がしたけれど結局何も変わらなかった。

(今を変えるのは戦う覚悟だ っていう進撃の巨人の曲が脳内で流れ始める)

気づけばもうあと90日くらいすれば誕生日を迎えて25歳になってしまう。
25歳っていうと四捨五入すれば30歳だよ。もう若者って感じしないじゃん。

去年読んだ「中級作家入門」っていうしょうもない新書には
「25歳を過ぎると読書をしても内容が頭に入ってこなくなる」って内容の一文がかかれていて、それを鵜呑みにした三原さんは本棚を埋め尽くすほどの大量の書籍を買い込んだりした。

まぁぶっちゃけ三原さんの場合はただでさえ統合失調症で集中力が無いに等しいのに、それに加えて「25歳効果」が加わったら、ますます本の内容なんて頭に入らなくなるんじゃないかな。

学生の頃は結構勉強の仕方の本とか買っていて、今でも机の本棚の手の届く位置に置いていたりするけれど、これは健常者が勉強するのが前提であって、幻聴が始まったらどう勉強すればいいか なんてヒントは一切書かれていない。当然だ。

自己啓発書だって、やる気がないのはそもそも向いていないか、あるいは三流か くらいしか書いていないし。

大体この障害、三原さんが診断された当初は人の言っていることがまるで外国語のように何を言っているのか分からないような状態だったんだ。

それが4年近い服薬によって大分改善されてはきたよ。
それでも喋れば時々支離滅裂で意思が伝わらないことは良くあるし、簡単な買い物の計算すら出来なかったりする。(例えば自分の財布のお金でお使いをしたときのレシートを親に見せて幾ら受け取るべきなのかがわからなかったり) 

 もうどうなるんだろうね。

漫画を作りたいって夢はあっても頭が働かない上にやる気が常にあるわけではない。

っていうか仮に漫画で成功して大金を得てランボルギーニを購入しても、薬を飲んでいる限り運転出来ないんだよね。


ふーむ。
そだな、そろそろ締めに入ろうか。

三原さんは身の回りのアクセサリーとしてランボルギーニのロゴが入ったグッズを至る所につけている。
スマホもランボのカバーだし。カバンにはキーホルダーだってついている。
卓上にはミニカーがあるし、会社に行くときはワイシャツの袖にカフスまでつけていた。

しかしこのカフス、非常にとれやすくて二ヶ月前にトイレの便器に落としてしまった。
そして昨日、片腕につけていたものがなくなった。

改めて買うのもバカバカしい(実は結構高いんだぜこれ)ので、どうしようかなぁと悩んでいる。
ひょっとしてこれをなくしたのが理由で落ち込んでいるのだろうか。

じゃ、そろそろ寝るわ。
明日は元気になれればいいね。