さよーならまたいつか!
ってなわけで、
アクティブログ(活動記録)
沖縄旅行4日目。日付は4/22(月)
日曜と月曜の天候は沖縄に来る前からかなり意識しており、日曜と違って天気予報通り曇り空が一日中続いた。
昨晩風呂に入らず寝たので、まずは起きてから大浴場へ。カプセルホテルって無駄に風呂やサウナに力を入れがちだよね。まぁこのホテルはキレイだし、割と浴場のクオリティも高いので結果としては満足している。何より4泊で宿代が14,000円以内で済んでいる。
さぁ、旅行テンションで今朝も早起き。南国と無職の朝は早い。朝からバキバキにととのったろう、そう思って比較的空いている大浴場へ。
やったぜ、誰もいない! それでも入念に身体を洗ってから湯に浸かるのはマナーだ。昨日は森を歩いたのもあって、ところどころ蚊にさされた跡が確認できた。誰もいない大浴場。アタイは確かにそう思っていた。女子力高めのシャンプーで頭を洗い、おっさん臭を落とすのに必死になっている時に、銭湯ヒエラルキーを決定づける例の咆哮が聞こえてきた。
カーッ ペェッ!!!!!
おかしいな、誰もいないよな。やっぱ下町で銭湯ばかり行っていたから、そういう幻聴みたいなのが聞こえてくるんだよ。今のアタイは元気でもそれなりに疲れているしな。なんて思いながらシャワーで頭についている泡を洗い流していたら、再び聞こえてきた。
コヮーッ(チャージ中) ペェエッ!!!!
クッチャクッチャ・・・(余韻)
もう一度言う。大浴場にはアタイしかいない。そして聞き間違いではないと確信した。
どうやら浴室の扉を隔てた向こう、つまりサウナ室の中に誰かがいる。この痰をチャージする音、音量、射出速度・・・間違いねぇ、アラフィフの老害だ!!
そんな特定よりも、ぜってーやっちゃいけねぇことをやりやがった奴がいる!
まだ洗い場の排水溝に痰を吐くならば、不快感があってもギリギリ許してやる。
だ が な!
どんな理由があろうとも!!
俺は!
サウナ室で痰を吐く奴を許さない!!!!!
おいおい勘弁してくれよ。立ち込める蒸気が充満する摂氏80度超えの密室で、よりによって痰を吐いたのか。サウナで濡れた手ぬぐいを絞るだけでもタブーなのに、痰を吐くってお前、どうしてそんなひでぇことが出来るんだよ。 コロナ禍云々じゃなくても唾液が気化して拡散するのを想像しただけで嫌になった。畜生、女に生まれて女湯に入りたかったと心の底から切望したのはこれが初めてだ。ありえねぇよ。◯ねよ。一生サウナ室から出られねぇように扉を封鎖してやろうかと思ったよ。なんつー嫌がらせだよ。ねぇ、どうしてそういうことするの??
全身をシャワーで洗い流したアタイは、ととのうことも出来ずに浴場を後にした。沖縄であった唯一の嫌なことは後にも先にもこれだけだった。
簡単に支度をして、9時前に今日もZさんとホテル前で待ち合わせ。北部を中心に周る予定である。国道58号線を北上し、ドライバーが立ち寄るのに最適なアメリカンダイナーであるA&Wで朝食。朝からガッツリとハンバーガーとルートビアを堪能。こんなスタミナある食事を欧米人はしているのだと思うと、どう考えてもパワーで勝てる気がしない。日本人は出汁にこだわりすぎなんだよ、もっと肉を食うべきだ。
このお店、米津玄師さんの曲「さよーならまたいつか!」のPVで使われた場所なのである。
まぁここに来たらやるよね。誰だってそうする。アタイだってそうする。他のドライブで来ているような人たちも似たようなことをしていた。
だんだんとテンションが上がる2人。
朝からガッツリといただきました。ルートビア飲み放題。最初は斬新なキレのある炭酸飲料!と思っていたが、「湿布の味」と言われてからその味にしか感じられなくなった。飲み放題らしいが、2/3飲めば充分満足出来る。これからドライブをするならば、トイレが近くなるからおかわりはしないほうがいいかも。
高校時代にこういうところへ朝から学校をサボって昼くらいまでのんびりしていたい人生だった、なんて話していた。
さあ、腹ごしらえOK,このまま道なりに北上してアメリカンビレッジに。
どこを撮影してもそれっぽく映えるスポットだった。見ていて飽きない。もう沖縄なのか日本なのか、ハワイなのかよく分からなくて混乱してくる。
ドライブ中のコーヒーを買いに、エスプレッソを用いたアレンジドリンクの店に立ち寄る。パイナップルを使用したアメリカーノがなかなかイケていた。
さて、今日も森の中を少し歩くので服装は全身長袖だよ。汚れる可能性も考慮して白のワイシャツではなく、青にした。どうでもいいんだが、全身ユニクロである。
ひたすら北上。誰だよ、車ならば3時間で本島を一周出来るとか言った奴。アタイだよ!
どのくらい走っただろうか。道の駅許田で一休み。多くのドライバーが立ち寄る場所なんだろう、混雑していた。朝にそれなりに食べていたのもあって、軽く食べる程度にしてカジキを味醂醤油に漬け込んだお寿司を口にする。こりゃ美味え、ビールがあれば最高だなと思いながらあっという間に完食。
ここから更に小一時間走り、ようやく本日目的の場所の一つである「グラスアート藍」に到着。山の中にある。
沖縄の海を彷彿とさせるグラデーションのガラス食器を扱う店。アタイは興味がないが、グラス製作の体験教室もやっているらしい。事前に目星をつけていた商品を購入できて満足し、他のお皿もいいなぁと見入ってしまう。沖縄の土産屋では琉球ガラスが色んなところで売られているが、知っている限りではこのグラデーションが出せるのはここだけだと思う。夏っぽくて素敵だ。これにレモンサワーを注いで、レモンかシークヮーサーを添えた上で真夏の昼下がりに冷房をガンガンに効かせて飲みたいという楽しみが出来た。ええ、自己満足ですよ。でもエモいでしょ。
ここから割とすぐ近くに「中山コーヒー園」がある。日本でコーヒーを生産しているのは、沖縄と小笠原諸島くらいだったか。今回、この沖縄旅行でもコーヒー農園に行ってみようとZさんと事前に打ち合わせをしており、本島を調べてみてこの時期でも農園の見学が出来て、実際に採れたコーヒーを飲めるところはここだけだった。他にも数か所農園があるのは確認出来たが、情報があまりオープンではなく、見学出来るのかどうかも定かではなかった。
もう2週間くらい早く来ていれば収穫体験も出来たみたいなのだが、一応この時も実がなっているのを見たり、花が咲いているのを観察する機会には恵まれた。
農園を案内して貰いながら、栽培しているコーヒーの木の種類の説明や、自生している植物についての知識を深める。イエローブルボン、カトゥーラを始めとして3種類くらいを栽培していて、他にも飲料会社が研究に参加したりで、知る人ぞ知る日本国内のコーヒー生産地としてのフロンティアな印象を受けた。
農園開拓初期のコーヒーの木を、ちょうどこの日に伐採するとのことで、それを最後に見られたのはラッキーだと思う。昨日のバーテンといい、何かそういう運命でもあるのか。
他にはコーヒーの花の匂いを嗅いでみたり(ジャスミンに似ていた)、実際に実を一粒採ってみて味わってみたり。やはりコーヒーチェリーというだけあって、さくらんぼとほとんど同じような味わいだった。コーヒーが飲めない人はちらほらいるが、この果肉も上手く利用すれば売り物になりそうだけどな。中の種が、感想させて焙煎すると「コーヒー豆」になる。そう、厳密には豆ではなくて種なのだ。
臭い玉じゃないよ。
一通り農園を案内してもらって、やはり生産は大変な作業だと改めて理解した。なんせアップダウンの激しい山の中で、一粒一粒を収穫する必要があり、それも1度にではなくまばらに実は熟すので何回も日をまたいで農園を練り歩くのだろう。台風が来れば実が落ちてしまうし、理屈だけでどうにかなる代物ではないのが良く分かる。頭も使うし、工夫も必要、そして何より体力と根気強さが問われる。こうして選びぬかれた豆を丁寧に焙煎し、やっとカップ1杯分のコーヒーになるのだ。
高い湿度の中を歩き回って喉が乾いたところに差し出された、良く冷えているコーヒーのカスカラから抽出されたお茶はとても美味しかった。
さて、ここからはお待ちかねの国産コーヒーの試飲だ。農園で収穫された3種類の豆の中から1つを選んで、実際に焙煎をし、そして抽出をして飲む。
実家で趣味の範疇ながら焙煎をしていたこともあったが、久しぶりにやってみると結構難しくてすぐに焦げてしまった。売り物にはならないクオリティではあるが、それでも貴重なコーヒーをZさんと飲みながら、こちらで用意したコーヒーノートに思い思いの記録をつけてみたりもした。
ドリップはお手のもんだぜ。
こうしてワイングラスに注いでみると、香りも味わいも広がるし、何よりエレガントだ。
全部コーヒーを用いて作られたケーキやお茶の提供。農園を一望しながら楽しむ体験としては、とても充実したツアーだった。2日前に、ゆきにーさんが連れて行ってくれたコーヒーのツアーでは消費者としての楽しみ方を享受し、農園では生産者側としての楽しさを学んだと思う。
「趣味がワイン」の人がワインを飲んだ時の「ああ、これね・・・・」をコーヒーで再現する2人。
オマケ:
中山コーヒー園でのコーヒーノート。
ほぼ走り書きのメモなので、読めるようには書いていない。焙煎の良し悪しでかなり違いが変わってくるはずなので、あくまでも「三原がやったらこうなった」に過ぎないことに注意してほしい。
余韻はカルダモンのようなスパイシーさと苦みが感じられた。
追記:コーヒーノート初級編についてはこちらも参照
最後に模範的な焙煎したコーヒー豆を15gと、関東の友人へのお土産としてカスカラティーを購入した。なかなか貴重な豆なのでビビってしまい、いつ抽出しようか迷っている。
ここから車で15分くらいだろうか。名護は美ら海水族館にやってきた。国営らしいね。バッチリ障害者手帳で同伴含め無料。かなり申し訳無さそうにアタイは入場した。ここからの写真はほとんどネタに走っている。
正式名称は忘れたが、入るとまずは「浅瀬のキモい仲間たち」のコーナーがある。ナマコとかヒトデ、カニだけは・・・許せるかな。などなど。ふれあいコーナーだったら間違いなく発狂していたと思う。そのくらい無理なもんは無理なのである。写真すら撮らない。冗談でもこの浅瀬を再現されたところに突き飛ばされたら、そいつを半◯しにしていただろう。
随分と背筋がゾクゾクしながら進むと、サンゴ礁と熱帯魚の水槽が現れる。
色とりどりの魚、キレイなサンゴ礁。海の鑑賞方法としてはこれが一番ステキだ。それほど凶暴には見えないが、どんな猛獣だって檻の中に入れば安全よ。水槽もまた然り。
見せ方が上手いのか、水槽とこちらの境界がないくらいに透き通っていて、まるで魚が宙に浮いていて掴めそうだった。
サービス精神旺盛の、よく訓練されたフグ。自撮りをしようとすると近づいてくる。或いはただの餌だと思われたか。
この辺りから魚の顔を真似し始める。
またアタイと似たような名前の魚。
黒潮の海という、国内最大級の水槽へ。スケールがでけぇ!スマホで必死に撮影するよりも、この壮大さを是非とも全身で体感してほしいところ。
ジンベエザメのマネ
すんげぇ勢いで餌を吸い込む。これ近づいたらどうなんの??
エイのマネ。前にチラッと出したな。一緒に映るために15分くらい粘ったが、シャッターチャンスには恵まれず。
ノッてくれたZさんに感謝。
一通り魚の真似をしてふざけたあと、サメの標本や人工孵化の装置を見て、想像以上に不思議な生き物なのだと理解した。
何回も歯が生え変わるのは羨ましく思う反面、取れる時に痛みを伴ったりするのだろうか。人間も同じように何度も生え変わるならば、ネイルみたいに歯をデコる世界線がありそうだなーと一人で妄想する。
ここでしか見られない珍しい生き物の展示など、今までの水族館とは違った新鮮さがある。鮮魚だけに。
また似た名前の魚の案内。
深海で光る魚や、変な生き物を見て、そして沖縄周辺に生息する魚や両生類をガラスケースからどこにいるのか真剣に探し、最後にミュージアムショップでジンベエザメのお箸を購入して水族館の見学が終わった。
またホテルへと戻る長い道のり、関東の皆へのお土産が買えるようにとわざわざイオンモール沖縄ライカムに寄ってくれた。すんごい規模のデカいイオンモールで、ここだけでも一日遊べそうなくらいだった。
冬に友人と麻布台ヒルズがオープンした当初に行ったことがあるが、こっちのほうがよっぽど入っているテナントも洗練されているし、つい立ち寄りたくなるショップが沢山あった。大体買うものの目星はついており、酒屋で泡盛の瓶(壺に近いデカさ)が2万円くらいで売られていたのを見つけたときは、最後の買い物として奮発して買おうか一瞬迷ったくらいだ。とにかくデカくて、この量ならば正直安いと思った。ハブ酒と泡盛の小さい瓶を購入、別の店でちんすこうを必要なだけ箱買いし、フードコートでタコライスを注文して食べた。
何がタコなのか分からないまま、でも美味いのでモリモリ食べる。自分が持っているあらゆるデバイスのバッテリーが残りわずかとなり、同時にお別れが近づいているような感覚があった。モール内のドトールで一杯奢り、テイクアウトをして車へと戻る。
そこからホテルまで送ってくれるとのことで、色々話せることを話した。どうして自分がブログを始めたのか、そのきっかけと闘病生活、今はほぼ常人に近いパフォーマンスが出せるようになったこと、それでも人間生活に微妙な齟齬があるせいで、どこの職場でも長く保たないこと、周りよりも8年遅れて大学に入り直したこと____...
ゆきにーさんにしても、Zさんにしても、それぞれの仕事や家庭がある。貴重な休みの限られた時間を割いて、況してや自分のワガママで色んなところに連れて行ってもらい、お金を払うべき場面で出してくれたことも度々あった。そうでなくても、ゆきにーさんは昔からブログを応援してくれていたし、Zさんは普段から自宅に美味しいコーヒーや食べ物を贈ってくれるだけでも感謝しきれないのに、一体どうして皆ここまで優しくしてくれるのだろうか。
あと2つ交差点を通過して曲がったら宿泊するホテルに到着する_________...
「着いたよ」
笑顔で別れを告げ、車が見えなくなるまで見送ったら一服して明日の帰る準備をする。。。
そう思っていたのに、今回の沖縄旅行で皆に優しくしてもらったこと、自分のために日程やプランを調整してくれたこと、その他全ての行いに対して感極まって泣いてしまった。「だからお前は三原なんだよ」 そう言われそうな気がしたが、固い握手を交わしてなんとか絞り出せた一言が「ここまで優しくされたのは初めてです。ありがとう」だった。
特に大きな出費もなく、皆のお陰で旅行を心の底から満喫することが出来た。いつか彼らとまたお会いする日がくれば、その時は盛大におもてなしをしよう。その日がいつ来ても良いように、早く安定して稼げるようになりたい。なんなら自分がいつでも思い立ったら沖縄に行けるくらいになりたい。もう充分に休んだ、ここから巻き返す。
いつも変な恥ばかり書いているこのブログ。それでも確実に読んでくれる読者様が2人、この沖縄にいる。物理的に距離は離れていても、友達として繋がっている。たまたま長いこと続けてこれたのがコーヒーとブログだけだった。未だにアクセス数は平均すると一日辺り100人に満たない。
人生に絶望しきっていた時、唯一出来そうなことが日記を書くことだった。10年も続けていれば昔と考えや価値観は変わってくる。読み手への配慮も一切なく、自分の出来事や考えを羅列するだけの記事なのに、それが面白いと言ってくれる人がいた。共感してくれる友達が出来た。困ったときに助けてくれる友達も出来た。
もう時期、失業保険が切れるタイミリミットが残り8ヶ月となる。目まぐるしく次から次へと感動をし、ワクワクするイベントが発生した沖縄旅行が終わろうとしている。東京へ戻って真っ先にやるべきことはなんだろう。コンスタントに収入を得ることじゃないのか。
今回の旅行で得られたこと。かけがえのない友情、そして朝型の生活リズムだ。ブログの更新が遅くなったことに言い訳は腐る程出てくる。この記事を書いている現在、楽しかった旅行から一週間が経とうとしている。彼らに大したお礼が出来ていないが、責めて今やれることは共に過ごした時間を文章として記録することだろう。それから三原が頑張っていくことを三原氏物語で報告していくこと。
家に帰るまでが旅行。
だったらずっと帰りたくない!もっと遊んでいたい!他にもまだ見ていないこと、やりたいこと、沢山あるんだ!永遠に4泊5日がループしていてほしい!
これだけ日照時間が長くて一日をフルに使える沖縄でも、あっという間に4日間が終わってしまった。明日一人で東京に戻るのか。おかしいな、心は満たされているはずなのに急にさみしくなってきた。
さよーならまたいつか!どこかで最高に美味しいコーヒーを一緒に飲みましょう。さよーならまたいつか!次に会う時は、賢くて可愛い誰もが憧れる無敵の障害者になっているかもしれません!
優しくしてもらったことは、次に誰かと接する時に自分もそう出来るように受け継いで行きたいと思います。最高かよ沖縄。
壁の薄いカプセルホテルの個室で、撮り溜めた画像を見返していた。自撮りをするといつも同じ服装、同じ表情だったのに、沖縄に来てから表情にバリエーションが増えた気がする。こんな笑顔が出来るんだな。
それでは次回、沖縄旅行最終日+延長戦 乞うご期待!!٩( ᐛ )و 歩数11755歩!
☆=====三原さんが他にやっていること=====☆
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