三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

このスペックで恋愛が出来ると思うかい

そこまでして・・・なのか??

雑談

マッチングアプリに登録してみたら?」

なんかの話の流れで、職場にてそう告げられたアタイ。

 

考えても見なかった。自分ほど変わった人間は、そう居ないと思っている。だからこそ、自分の良さを分かってくれる人間は性別関係なく存在しないと本気で信じている。

広大なネットの海。多様性という名のワガママがあるべき姿だと吹聴するメディア。

 

根気強く探せば、一人くらいはアタイの価値観を尊重してくれるパートナーがいる。のかもしれない。「三原さんみたいな面白い人、他にいないよ」そう言ってくれる相手が果たしているのか、正直答えは怖くて知りたくもない。

 

 

 

一応彼女がいた時期もあったさ。それは過去の話。今は友達すらろくにいない始末。

ただ、閉塞的なライフスタイルを切り開くメスのようなターニングポイントは、タップ一つで実現するのを待っているようだった。

 

今日も無難に仕事が終わった。思えばカフェで毎日忙しく珈琲を提供していたあの頃に比べれば、今の仕事は格段に楽である。面倒な閉店作業も特になく、調理器具の洗浄も無ければミスでお客が食中毒になるようなこともまずあり得ない。

珈琲をお客に提供するのは楽しかったが、今の仕事は、仕事と割り切れば実に楽でしかも飲食よりも稼ぎが良い。理不尽な客に悩まされて通勤の電車の中で日々対策を練って頭を抱えることもしなくなっただけ、遥かに心理的負担は減ったと思う。

 

お金にも時間にも余裕が出来たアタイは、それで何をしているかと言われれば1人で楽しめる図書館と銭湯に入り浸るばかり。

孤独には慣れていた。むしろ望んでいた。(BUMP OF CHICKEN)

 

しかし、誰とも会話しない生活というのは冗談抜きで頭が悪くなる。誰かこう・・・話の合う人と、夢を語り合ったり、最近どんな本を読んだか、こんな新しいモノがあるんだがお前知っていたか、みたいな他愛もない会話がしたいのだ。

 

それで引っ越してから一年経った頃に、生活支援センターに向かってみた。何かが変わるかな、とちょっと期待してみたが利用者がほとんどいなくてつまらない空間だった。「ここはお前の来る場所じゃない」場の雰囲気がそう伝えているようだった。

 

図書館に通っているうちに、いつの間にかカフェが併設されていた。珈琲を1杯購入して館内で借りた本を読んでいたら、誰かから話しかけられると期待してみたが、誰も珈琲なんか買いに来やしない。もっと言えば図書館の利用者の大部分が子連れだ。絵本の読み聞かせか、調べ学習にやってきました、そんなところだ。新聞コーナーにはジジイがヨダレをつけながら偉そうに紙面を広げている。まぁ平日の昼間に若いやつがいたら、逆にその方が珍しいのかもしれない。

 

何か習い事でも始めないと、一生出会いなんてないだろうなと確信した。

 

ここまで思考を巡らせて、仕事が終わって帰宅したアタイは酒を飲みながらapp storeを開く。

マッチングアプリ」で検索すると、怪しそうな臭いのするアプリがこれでもかってくらいに紹介される。さあ、あとは「インストール」の箇所をタップするだけ。運命の出会いへと導く魔法のツールは目前だ!

 

 

 

 

しかし、押す勇気がなかった。

 

もっと言えば自分に自信が無い。

31歳でようやく通信制大学卒業、身長は169cm,年収は130万程度。

挙げ句に精神障害者統合失調症)、職業はほぼフリーターで、オマケに喫煙者。

 

これらの要素でどうにか改善出来そうなことは、タバコを辞めることくらいか。年収は頑張れば10万くらいは稼げるかもしれないが、そこまでの努力をしたところで、最悪がちょいワルに更生した程度のスペックに留まる。

 

世の中お金や学歴じゃないんだよ。そう言ってくれる人がどれほど少ないことだろうか。

「世の中ね、顔かお金かなのよ。」逆から読んでもそのとおりなのである。

 

絶望的なまでの自分のスペックの低さに嫌気がさして、「別に孤独でも退屈じゃないしな・・・」と言い聞かせ、アプリはインストールせずに寝ることにした。

 

 

 

そして今日、出勤時に「結局アプリ入れましたー?」って開口一番に聞いてくるから「いや、勇気がなかった」と告げた。「あー、やっぱりー!」と。お見通しか。

 

モテる必要なんかあるのか、友達なんか作る必要あるのか。仮に就職していて、それなりに給料を貰っていたら考え方はまた違ったのだろうか。自分で選択した人生だが、32歳フリーター、オマケに障害者と来たら普通のヤツだったら間違いなく関わりたくないだろう。

 

だったら逆張りでこちらとしても「普通じゃない女子」を探し求めて、マッチングアプリ市場でマーケティング戦略を存分に発揮するのか って話はそうじゃないだろう。そもそも相手に何を求めているんだ、アタイは。

 

週末は大型の書店に行った後、カフェで購入した本を紹介し合いながら珈琲を飲む。これが出来るだけで十分理想の相手になるのに、なんかとてつもなく遠い存在に感じられる。

 

あとはクラウドに保存できるノートみたいなものに、意見や出来事などをお互いに書き込めるようなことが出来たら最高だ。そういうアプリはあるが、残念ながら相手がいない。

 

ただ、このまま自宅に籠もって本ばかり読んで、気が向いたらブログを書き、疲れたら銭湯に行くだけで終わる休日だったら、ヴァイトの日数を増やした方がコミュニケーションにもなるし、遥かに有意義かもしれない。

 

要するに、アタイはただ友達というか話せる相手が欲しいだけなのに対して、アタイの中ではどこか女子は須らく相手に求める条件が高い(と思っている)ので、実行に移すのがノリ気ではないのだ。

 

モテたいのではない。ただ、気の合う仲間が欲しい。それだけに過ぎないのだが、これは贅沢なのだろうか。「インストールしてみれば何かが変わる」のかもしれないが、たった一つのボタンをタップする行為が自分にはどこか、初めてタバコを吸った時の「もう戻れないぞ」という一種の覚悟に近いものを感じている。

 

 

 

ってなわけで

 

アクティブログ(活動記録)

「雑談」だけで2400字近く書いた。これは昨晩考えていたことを文章に表しただけに過ぎないのだけれど、それでもほんの一部分に過ぎず、実際はもっと色々考えていたのよ。

たかがマッチングアプリをインストールするかどうか、だけでこんなに悩めるヤツって存在しなくないかしら?

 

まぁごちゃごちゃ考えていると眠くなるわよね。ええ、9時間寝たわよ。起きたら昼さ。

ホントにさ、資格試験が終わっただけで燃え尽きるなんて全然想像していなかったわよ。

急にとてつもなく暇になるのだもの。なんとか記録とブログだけは続けているつもりでも、果たしてそれだけでいいんすか?ってなるじゃない。

 

アタイは土曜出勤したら3日の休みがあるわけ。だけど天気予報は連日雨なのよね。サイクリングにも行けないじゃないの。しかも日曜は、いよいよ東大の研究に参加する日だし。

 

雨だと読書くらいしかすることないじゃないですか。ちょっと奮発して駅前のスタバまで行くのもヴァカらしいし、銭湯の露天風呂とか雨だと濡れるんすよ。風呂に入っているのにも関わらず。

 

で、たしかに暇だとは書いたけれど読む本とかは沢山自宅にあるわけよ。美味い珈琲も用意した。それでも時間はあるだろうから、多分アタイは自分について考える時間に充てようと思うわ。

 

緊急事態宣言でもないのに、どうして自宅でじっとしていなくちゃならないのって、そもそもアタイには出歩くお金がないのだった。

 

 

じゃ、今回はこの辺で!

 

 

 

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