国会からdiet！！٩( ᐛ )و

今回はいつも以上に長くなりそうだ。

いきなり！

アクティブログ（活動記録）

起床8：30

うむ、常人と同じくらいには起きられた。早起きは三文の徳とか言うが、朝イチで確認したビットコインは三文の額くらいは暴落していた。

朝のコーヒータイム。うむ、やっぱり自分で淹れる一杯が至高。一日で一番幸せな瞬間である。天候は曇り。ここ数日続いた雨がやっと収まった感じだったので、洗濯を始めた。

洗濯をしながら今日は何をしようかと考える。アタイの場合は「東京　お出かけ　オススメ」みたいに検索はしない。ひたすらGoogleマップを閲覧して「ここが良さそう」と思った場所に向かうようにしている。

さて、適度に長距離歩けて、尚且つまだ行ったことのないエリア・・・。

山手線を時計に例えてみれば、0時〜3時に該当する範囲。二次関数で言えば第一象限のような部分はもう地図を見なくても歩けるくらいには、大分下町に馴染んだ。つまり東京駅から下町のエリアにかけてだな。

今回は珍しく行き先がすぐに決まった。「政府の機関って見学出来るのかなぁ？」と不意に思ったのがことの始まりだった。

よっしゃ、永田町に行ってみよう！٩( ᐛ )و

限界底辺統失無職のアタイは上級国民に謁見すべく、身支度を始める。

まず2日ぶりに風呂に入った。そりゃあ政府だもん、風呂に入らないわけにはいかない。服装はいつもどおり。ユニクロの白いワイシャツと黒のスラックス。ドレスコードとしては特に問題ないだろう。スーツを着ていくほどでは無いと判断した。（ジャケットだけは自宅にある）

西日暮里から千代田線に乗って国会議事堂前に向かう。電車の中で調べた程度の知識だと、特にアポ無しでも無料で入れるらしい。

ぶっちゃけて言うと政治の知識は小学生よりも乏しい。大学時代も「歴史と政治と法律は勉強しない！」と豪語していただけあって、与党と野党の違いと区別も知らんし、ぶっちゃけて言えば普通に行けば総理大臣とかが通常国会を普通に開いているもんなんだと思っていたくらいに馬鹿なのである。

衆議院と参議院に分かれているのは知っているが、だからなんやねんって感じだし、さんざんTwitterで見かけるような「偉い人達のアホな発言の切り抜き」のような場面を生で見れるのかとちょっとワクワクしていたくらいに知識に乏しい。

そんな知識の無い自分だが、まぁ交差点で言うところの「国会議事堂前」というのは率直な感想が「誰一人笑顔の人間が存在しねぇな」ってところだった。まぁリテラシーが高いのかは知らんけれど、スマホを見ながら歩いている奴が一人もいないことに、ある意味感動した。そして学生が卒業シーズン・春休みなのに多分一番若いのがアタイだったことにも驚く。

交差点ではボロボロの服を着たジジイがメガホンを持って何かを主張しているのが聞こえたが、正直聞き取れなかった。これでもかってくらいに警察が至るところにいて、歩きタバコなんか出来そうにない。やっぱり表情は硬いな。でもそこら辺のビルで警備をしている警備員と違って、鍛え抜かれた目つきをしている。「何かやらかしたら、速攻で取り押さえてやるからな」って具合の緊張感のある目だ。

そんな国会の前では、旗を持ってデモ行進をしているおっさん、おばさん、初老の年代などが50人くらい集まっていた。

ぶっちゃけコイツら何と戦ってんの？？ってのがまず疑問。次に思ったのが「この旗ってどうやって作るんだろう？」だった。ジャニーズのライブに手作りの団扇を持ってきて騒ぐ女子とは違うベクトルの熱意。横断幕みたいなデカい布から、辛うじて読み取れたのは「最低賃金を上げろ」だった。

そんなことしてねぇで働けよ。無職に言わせんな。

つーか職場に交渉しろよ。そこ、国にどうこうしてもらおうって論点違わない？

それこそ新聞もニュースも見ないアタイだが、仮に最低賃金を上げたところで企業の負担が増えて人員を削減する→自分の勤め先だけじゃなくて他の企業も等しく賃上げするからもっとお金を稼がなければならない→例えば小売業だったらどこも物価を上げざるを得ない→結局給料増えたように見えるけれど、何を買うにもお金を多く払わなきゃいけなくなるし、人員削減のせいで現場の負担が増す

って馬鹿なりに理論立てて考えてみたんだが、間違っていたら指摘してください。

いや、それこそ給料から搾取されている社会保険料を下げろとか消費税を廃止しろ、ならば「まだ政府に言うのは納得出来るかな」って気がしなくもないが、最低賃金なんてセコいこと言ってねぇで少しは自分が豊かになるマインドでも身につけた方が遥かに有意義なんじゃないのか？

てっきり最近やたらとSNSのタイムラインに出てくる「国会議員は納税しなくてもいい」みたいな主張に対してキレているんだったら、まぁ「やっぱそうだよな！？おかしいよな？！アタイもデモに参加するぜ！！」ってなるけれど、そうじゃねぇんだもん。

唖然としてデモを見ながら国会議事堂前駅から国会の前の通りを歩いていたら、いつの間にか端にまで来てしまった。改めてGoogleマップで現在地を確認して、見学受付の門まで戻ったよ。「あれ、お前さっき通り過ぎなかった？」みたいな顔して警察官が立っていたけれど、そこは愛想の問題だよ。

アタイは元気に「こんにちは！٩( ᐛ )و　国会の見学受付はこちらですか？」と尋ね、中へと案内してもらった。今回入ったのは参議院側。尊敬する須藤元気さんに会えるかな、なんてちょっと期待したが、誰一人議員っぽい人はいなかった。

小学生の修学旅行団体と一緒に中を案内してもらったが、外のババア共の喧騒も見事にミュートされたかのように静かな建物内部。

いやー、説明を聞くと出来る限り日本の素材を用いて創られているみたいですね。立派立派。

総工費現在の価格に換算すると62億円（諸説有りとか付け加えていたけれど、ちゃんとした額が分からないってこの頃から政府っていい加減なんだな）と言っていたな。

新宿にある都庁のしょうもねぇプロジェクションマッピングが18億円とか聞くと、どっちが安いのか分かりゃしねぇ。

あとは天皇と皇族の控室も見せてもらった。そりゃあ荘厳でしたよ。荘厳でしたけどね「休むところ」と言われて部屋に椅子とテーブルがあるだけで、どうやって疲れをとるんだか理解に苦しんだね。給仕が最高級の茶と菓子を用意してくれて、スマホでパズドラでもやるんだったら、なんとか「ああ、休めたなぁ」って気分になれるけれど、こういうのが庶民の感覚なのだろうか。

紹介はしていなかったが、さり気なく通路の途中で見た喫煙所は「都内の商業施設の方がもっと立派だぞ？」と感じたところがあったりもしたな。

よく居眠りする議員を叩いている奴いるけれど、くれば分かるよ。地味に薄暗くて眠くなるもんここ。別に面白いところじゃないし。緊張感がありながらも、なんか頭の回転が鈍くなるような絶妙な照明してんだよね。計算してそうなっているのかは知らん。

最後に議事堂正面からの自由撮影タイム。本当のインスタ映えっというのは、このくらい意識が高くないとね！

脇の門から出て見学終了。

やっぱり遊ぶところじゃねぇなぁとは思う。無性に腹が減ったので、何か食べたい。議員食堂という噂は聞いたが、入るタイミングを見失った。

最寄りで思いついたのが隣にある国会図書館の中にある食堂だった。学食と同じくらいの値段でモリモリ食べられる。

そうは言っても、前に国会議事堂に来たのはアタイが小学6年生だった時。そして国会図書館の利用は9年ぶりくらいになるのかなぁ。まず入口付近にしっかりと駐輪場があるのを見て「あ、ここだったらチャリで来れるな」と判断。

何よりも腹が減っていたが、入館するには独自の図書カードが必要。受付で発行をお願いする。ちなみに今のアパートに住む前に入念に図書カードを探したが見つからず、「ご利用は初めてですか？」と訊かれた際に「9年くらい前に一度来たのですが、カードを紛失してしまいまして・・・」と告げたところ、「見つかったら返却してください」と言われた。なんか所有権は図書館側にあるらしい。発行には7分くらいかかった。

それこそ日本で出版されている書籍は全て格納されていると言っても過言じゃない（なんか例外あるらしいんだよな）最強の図書館なのだが、普通の図書館と違って棚から好き勝手に読みたい本を手に取れるわけじゃないんだよ。予め「この文献が気になっている」という目的がないと、マジで来る意味が無い。ちなみに前回来た時は創刊号の週刊少年ジャンプを拝読しました。

何か論文を書くために必死そうな学生が多かったかな。パソコンが沢山あって、インターネットにもアクセス出来るんだけれど一人だけおっさんがYouTubeでアイドルの動画を見ていた。超空気読めねぇ。

そういうアタイも今回は特に読みたい本がなかったし、何より飯を食いに来たのが最たる目的だから食堂に向かった。国会図書館カレー大盛り600円。うん、美味い！