三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

ノリで大学辞めると、こういう人にもなりますよ?

大学には行かなくていい。

雑談

この一言には、様々な解釈の要素がある。

もう単位をとったから取り敢えず次があるまでのノルマクリア。 今が休みだから、そもそも大学が開いていない。 今の時代に年間100万円もドブに捨てて遊びに行くって感覚が信じられない、大学は無駄。

など。

今回はこの3つ目に関しての話。 アタイとしての結論を先に書くと「有意義でもあるし、無駄でもある」だ。

なんか毎週律儀に通って、身についたのかどうか分からないけれどなんとなーく賢くなった気になって帰っていくだけの奴をアタイは総じて「魔法にかかっている奴」と呼んでいる。

とは言ってもアタイ自身、本当に好きだった教科以外は予習も復習もしなかった。読書にも通じる事はあって、読み終えた後になんとなーくの達成感と「あれ、さっきよりも意識が高くなって賢くなったかも」という状態に陥って、でも1週間後に本の背表紙を見て「この本の内容なんだっけ?」となる事態は毎度のパターンだ。これも同様に魔法にかかっている。

anyway, 大学の価値観なんて個々によって違っていいと思うんだよ。やる気が無ければ行かなくてもいいし、本当に興味のある授業だったら他大学の講義だって潜り込む。機会費用なんか微塵も考慮しないで結局 学費>バイト代 に一生懸命になる奴はかなりいるだろう。

そういう現状を見たりしていて、その中でも「俺はコイツらとは違うんだ!」と心の中で見下しているような奴が近頃ツイッターなんかで「大学は時間と金の無駄」と吹聴している。

140字という制限はあるが、ちっとも大学相応の文章じゃないし、それでも肩書きに「不労所得で月収100万達成」なんて書いてあるとひょっとして凄い奴なのかなーと感じたりは初めのうちはしていたが、一度も口座の残高やアドセンスの収益のグラフなんかを画像添付しているのは見たことがない。

100万ってなんだよ?単位がないからもしかしたらジンバブエドルみたいな世界の話を偉そうに語っているだけなんじゃないか。しかも肩書きだけだから余計に嘘っぽく見える。

「大学は無駄だと気づき、退学した。自由を手にして今は世界中を飛び回っている」って話の脈絡がぶっ飛び過ぎて理解出来ないのはアタイだけかい?スキゾフレニアかよ?

大概の人は中卒の時点で将来のビジョンなんか語れないんだから行けるなら大学には行った方がいいんじゃないの?

漠然と生きているくらいならば、取り敢えず大学には行っておけば?夢もないのにリスクを取る奴こそアホだろ。それならばふつーに普通の、一般人としてレールに乗っておいた方が無難だしまだ利口だ。

「学校で習う事は今はYouTubeで見られる」 じゃあ学校行かないで、暇な時に動画みて学習してればいいや。

これ、絶対勉強しないパターンでしょ。 配信側は視聴数と同時に収益が稼げる。見ている側は時間だけが奪われる。 直接的な金銭のやりとりはないが、無駄は生じている。 そもそも配信側が教員免許もないのに小学校の授業を教えていたら、それこそあぶねーだろ。「僕はこう考えるんですよねー」ってロジックを伴わない持論ばかり講義していても鵜呑みにしていたら全部事実と反する場合もあるよ、その判断は大丈夫?って問題だ。

あとどうもこの手の教育機関否定論には必ず不足している説明がある。

優秀過ぎて学校のレベルが低く見える、または既に何かでやっていけている能力を携えているから学校にはいかない。

これならばまだうなずけるんだよ。

現実はどうなんだ? 誰もが納得する信頼や能力があるの?学校のお勉強は君全部理解出来ている上で登校拒否してんの?

だ。

小学生のYouTuberで「通学している生徒が皆ロボットに見えた。気持ち悪いから学校は嫌だ」みたいな事を言い始めて、不登校だけれど不自由しない人生を送るってスタンスの奴がいたよな。

敢えて炎上に近い形で注目されて視聴回数を稼ぐやり方としては優れているとは思う。それが本人の考えならばね。

たまたま新聞でそういうインタビューが載っていたのを見ただけで、幸か不幸かアタイはコイツの動画は1秒も見ていない。 宿題が嫌だと書いてあったような気もする。

ズバ抜けて頭が良すぎて「小学校マジ糞ゲー」と舐めてかかる奴じゃないのは確かだ。

計算なんて電卓で出来るんだ! ええ、一部はな

じゃあ優しいアタイが君に電卓をプレゼントしよう。 はい、計算問題でーす。

832576092357231 × 867508942 はいくつ?

ギリギリ入力は出来るかな。でも残念でした、電卓のディスプレイには限界があります。表示出来る桁には上限があります。

なのに小学校に通っていた周りの子達は、時間がかかっても、「ひっさん」が出来て答えが分かっちゃうんだな。

プログラミングはおろか、関数電卓だってまともに使いこなせないだろう。

それでも「ネットが教えてくれる」っつーんなら、それは使いこなせれば大概の事が出来るようになるのかもしれんが毎度毎度、上の計算みたいなのに直面する度にスマホ出して動画を見て、習ってその場では出来るようになる・・・の繰り返しだと、「電卓どころかお前いらねーじゃん」ってなるわ。

あとこの手の炎上で注目を浴びる奴に対していちいち叩いている奴ってのも暇だし時間の無駄だと気づけよ。 動画から粗探しをして叩く要素見つけている時点でお前はもうお客さんだぞ。 再生回数に貢献しているんだから。

本当に嫌いならばブロックかミュートをする。無関心こそが最高の攻撃だろう。

anyway, 学校に行かなくてもいいならば、その分何かしっかり適切に努力をした方がいいんだけれど出来るの?って話だ。

思いつかないし、どうすりゃいいのか分からないならば律儀に学校に通う方がいいだろう。何か事情でもなければ。

じゃ、その辺を踏まえてアタイの大学事情を

アクティブログ(活動記録)

あーやる気しねぇ。絶対アタイこのワードを1日に8回は頭に思い浮かべている。

来たる12月15日、年内最後の単位認定試験(年に4回ある)の日だ。 科目毎に時間割があり、マジで熱意があるならばたった1日4教科を受験するだけで16単位(卒業に必要な単位数の概ね13%取得も夢じゃない)も可能だ。アタイは1日2科目までが限度だと思っている。

そんなわけで昨日は科学哲学4単位の単位取得を目指していたわけさ。

文庫本1冊をこれでもかってくらいに理解をすればいい科目だった。

科目によってやる事は違う。感覚としては 商業は色んな文献の内容の寄せ集め、 経済はテキストにあるグラフと理論がどうしてそうなるのかの説明、 一般教養科目は「私こんなに勉強しました」アピール

で今までなんとかなってきた。 学修はまず前提としてテキストを取り寄せ、それから与えられた課題にレポートで回答をする。 年度を追う毎にこのレポートの返却は遅くなっている。

このレポートを締め切りまでに提出すると、合否に関係なく取り敢えず試験を受ける許可が下りる。

今までは出して2週間後くらいにレポートが自宅に返却、フィードバックを得て思考の軌道修正をした上でテストに臨む という形で行けたのに、今年度辺りから出したレポートが返ってくるよりも先に試験日がやってくるようになった。

文句ばかり言っても仕方がないので、活用できるものは最大限活用する。

通信制なのに、通う事もできる大学。逆に言えば通うほど有利になるシステムなんだけれど、それはこの認定試験も例外じゃない。 学生課に行くと、過去6年分くらいの試験の過去問が閲覧できるようになっており、そこから傾向を分析してヤマを張るのが一般的な流れだ。

但し回答は付いておらず、年度や回数によっては担当教員が変わったりもするし、毎年この回は簡単な問題が出るとか同じ問題が出ているなんて事を読み取るわけじゃ。

今回の科学哲学は、今年度から教材が変わっており過去問は2回分しかなかった。しかしレポート課題と似た問題が出ているのと、自分で作ったノートは持ち込んでいいという科目だったのでチャレンジをしたのね。

哲学科の専門科目なので、まだ手をつけた事がなかった分野だからレポートが受かっているかもまず不安だし、テストももしかしたら「哲学的に」ウケの良い回答が求められるのかもしれないが、そこまでは汲み取れなかった。

内容が凝縮された文庫本一冊、そもそも課題も一つの章についてまとめるだけだったから、ノートを作るにしてもそんなテキスト一冊をノートに丸写しする必要は無いと判断し、とりあえず出そうなところだけノート見開きで3ページ分要点を書いておいたものを準備した程度の勉強しかしていない。

テストは見事に範囲を当て、試験時間フルに書くべき事を書いた。「ウケる回答」が出来たのか判断には迷うが、なんとなく単位の認定は確信した。これで落ちたら笑っておくれ。

さて、通信制大学。 これで受かってしまえば評価は兎も角4単位ゲット。一方、講座を受講すれば同じ科目でも合計90分×15コマ×2タームの授業時間に加えてテストを受け、さらに受講料が2万円かかる。

ただし習った方が面白いものもあるし、教科書にはない話が聞けるのは興味深い、教授に質問をして理解を深める事だって出来る、しかも授業受けてからのテストの方が単位は取りやすい とメリットもある。(受講でのテストに過去問は一切存在しない)

残念なのはウチの大学では全ての科目に授業が開講されているわけではなく、去年受けた数学、今年秋に受けた価格理論は一生授業は開設される予定がないと思える。そんなマイナーな科目もあるわけですわ。

アタイの中での勉強の価値基準というのが、やっていて面白いかどうかだけなので、難しいとかそういうのは気にしないし、やってみて苦しすぎたら挫折するわという理由だけで履修を組んでいる。勘違いしないでほしいのは、役に立つか立たないかで履修を決めているわけではない。

と、ここまで毎度偉そうに言っておきながら、実はなんだかんだで毎年単位は落としている。

1年の英語基礎。体調不良で休みすぎて受験不可。 2年の保健体育講義も同様。 経済原論は認定試験が理不尽なくらいに難しかったので落ちた。 今年度の3年は、英語音声学だった。 これも体調不良で休み過ぎてついていけなくなった(プリントもらっても発音の仕方がわからないんだもん。若干実技あるし。)のでそのままゲームオーバーとなった。

認定試験はタダで受けられるので、実に落とした科目だけ見てみると3科目、つまり1講座1万円で3万円損失していることになる。 これを取り戻すべく、そして取れなかった分の単位を補うために認定試験に中途半端な情熱だけで取り組むわけよ。

そして受かる科目もある、って経験を得られた事でこうして如何に大学に金を払わないで卒業するかばかり考えるようになってしまった。

だって興味のある授業は全部単位とったんだもん。

ちなみに科学哲学は興味もあって、授業も出たかったが開講される、されない年が交互に訪れるので、今年は開講されていないから試験を受ける形になった。

昨日の試験がダメならば、来年の夏に短期講座を受講します。

そういうわけで、この通信制に限っては大学は行きたければ行けばいいし、行きたくないなら勝手に勉強しなさいという割り切りが出来ているから、冒頭にあるように大学には行かなくていいは、色んな解釈が出来る。

ただアタイみたいに興味のある科目しか履修しない、って人はあまり聞いた事がないな。

で、1日のパフォーマンスが最大に発揮された試験時間を経て、それから1時間も経たない内にアルバイトに向かう事になる。この日は絶望的な人員不足だった。つまりバイトに精力を出せない状態で閉店まで無理をして無理をする状態だったわけだ。幸いミスがなかったのだけが救い。

いや、本来日曜は入らないつもりだったんだよ。そんな日もあるさ。

今日は4時間しか寝ていない割には元気な方で、朝からコーヒー豆を焙煎したりブログを書いたりしているわけです。気分はもう冬休みよ!٩( ᐛ )و

で、ここから話は再び

雑談

に入る。

わかった、修行しなくても寿司屋になれるのね?

板前の元で10年修行、卵を焼かせてもらえるのが2年してからかどうか、みたいな話を聞いた事がある。

だけど知識の宝庫、インターネットには寿司を握る技術の動画が落ちていて、それらをベースに練習し、同じように動画で異国の食文化等を学習する事で修行しなくても最短で繁盛する寿司屋(飲食店)が開業出来る、っつー内容よ。

アタイは寿司職人になるつもりはない。そんなに寿司が好きでもないし。

ただコーヒー豆の焙煎に関して言えば、来年の初頭から販売はしてみたいと考えている。 敢えて余計な知識をつけないため、ゼロからの挑戦って事で「2ハゼ」くらいの用語しか知らない状態で今年の夏の終わり頃からコーヒー豆を自分で焼いている。

今までの合計で3kgくらいは焼いてきただろうか。 やはり商品化されている豆にはそれでも追いつかないくらいにレベルが低い。

始めた当初は豆のオイルも出ないままイタリアンロースト以上に焦げた豆だったし、4回くらいやってからチャフはこうやって取り除くといいんだなってのが分かってきた。

ようやく近頃は理想の焼き具合にはアプローチ出来てきて、エスプレッソ用とドリップ用に炒り分けたりもしている。(不味いのは変わらないが)

それで調子に乗って親族にパンを送るのと同時にアタイが焼いた豆を添付するが、どうも記憶に残らないらしい。パンは美味いと言ってくれるが、コーヒーに関しては何も言わない。 「パンありがとうね」とは言ってくれるが、アタイが勝負したいのはコーヒーだ。

言うまでもなくパンは他人が作ったもの。アタイは売るだけ。 コーヒーはアタイが焼いたもの。フィードバックが欲しい。でも得られない。

というわけで、今朝ノリノリで焼いたコーヒー豆を、友達にパンと一緒に送る事にした。 アタイの中では唯一焙煎が出来る友達だし、今のところは師匠だからその味やクオリティを厳しく見てもらいたいと思った。

虫食いが目立つ。。。

超弱火で50分かけて焼いてみた。これから豆を選別するのです。

大体自分に出来るのはここまでだ・・・と判断し、大学のレポートと同じ緊張感で発送したコーヒー豆。さぁて、どんな味なんだか。

この友達も「パン美味しかったよ」と言ったら、アタイは次の職業を考え直すかもしれない。

それは兎も角、動画で寿司職人になれるのならば、そろそろプライドを捨ててアタイも「動画だけで焙煎士」も検討してみた方がいいのかなぁとも感じ始めた。

アタイの好きなスノボーだって、大体のスキルのベースはYouTubeだったし。後はゲレンデで上手い奴の真似をしてみたりとか。 こないだもリフトの乗り降りの仕方を確認してみたが、出来るかはさて置き案外これが分かりやすく解説されている。次のゲレンデで試す。

どうせ通勤、通学の電車内ではツイッターばかり見ているくらいなんだから、動画で学習するのもアリじゃねぇの?古い人間のまま終わるかもしれんぜアタイ、というわけでスキルや知識はTTP(徹底的にパクる)ように努めていこうという話でした。

果たして来年、豆は売れるのかな?

じゃ、今回はこの辺で。