三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

ようこそ、我が脳内へ!!~Welcome to my home!!~

念願の朝型になったのだが・・・

 

雑談

クスリの飲み方を変えてみよう。あまり信用出来ないくらいに快活過ぎて逆に不安になるような精神科医からのアドバイス。きっかけは「寝すぎて困るから」とアタイから持ちかけたことが始まりだ。

 

なるほど、二日目にして少し効果が出た。それは昨日の「朝ブロ」で書いた通りだ。早朝出勤にも関わらず、それよりも早く出勤してカフェでブログが書けた。しかしながら、初日、二日目と気圧にやられて「朝から早く起きても疲れるだけだな・・・」としか思えなかった自分がいる。

 

三日目の今日、日曜の朝は快晴だった。5時半に目覚める。相変わらず悪夢に近い変な夢を見る。親戚のアメリカ人(血はつながっていないが、一応家系図に書ける)が、やたらとアタイの家でハンバーガーやポテトを食い散らかして部屋が汚れていくという嫌な夢だった。

実際はもっと上品な方なんだがな。

 

さて、5時半に目覚めても「ぃよっしゃぁ!早く起きた!ブログ書こう!!٩( ᐛ )و」とはならないものである。ただ目覚めただけで、身体は起きていない。早すぎるから、まだ寝ていてもいいんじゃないかと本能的に判断する。ところが二度寝が出来ない。

 

目覚めから2時間は脳のゴールデンタイム。睡眠関連の自己啓発書には必ずこう書いてある。常人はそうなのかもしれないが、アタイの場合は布団から起きると瞬時に脳内が、最近やらかしたことや昨日寝るまで不安に感じていたこと、これからやるべきタスク、最近芽生えてきた死にたい感情などで埋め尽くされる。

 

「寝起きにメールやSNSを確認してはいけない」書籍にはこうも書いてあるが、そんな動作をするまでもなく、目覚めと共に一瞬で脳内はこういったゴミで溢れかえる。さあ、ブログを書こう!どころじゃないのである。少なくともこれは今まで通り長時間寝ていても変わらない、アタイにとっての不変の事実だ。

 

 

目が覚める。夢と現実のギャップが緩和されるのに処理が要求される。すかさず脳内にゴミタスクや悩み事が溢れかえる。果たしてこれが脳内がクリアになった状態だと言えるのか。

 

日曜なのに7時くらいになると住人達が活動を始める。しかもよりによって、昨日アタイが労働中に隣に越してきやがった奴がいる。物音的に男性だと分かる。名前的に野球をやっていそうな名字だと、ポストに書かれた名を見て即判断した。

 

脳筋で玄関前にゴミを溜めるような奴の予感がした。喧嘩したら勝てねぇ相手だと名字を見た時点で悟った。いや、そんな「轟」みたいな仰々しい名前じゃないけど。

 

今日はアタイが今の下町に引っ越してから、初の来客のある日なのだ。これから約束の時刻になるまでに掃除を済ませ、食材の買い出しもしておかないといけない。

 

そんなわけで、毎度変わらず朝食後に一服を決めてから、洗濯と掃除を始めた。ブログを書いている場合じゃねぇ!タイムリミットは正午まで!

 

ベランダから隣の部屋の洗濯物が見えないような構造になっているので、安心して洗濯が干せる。ちなみに物心ついてから、引っ越しして以来アタイの下着は女子のものを履いている。盗んだわけじゃない、ちゃんとAmazonで買った。断じて他人のものではない。

 

アタイの履く女子の下着は間違いなく所有権はアタイのものだ。厳密には「女子向け」と言った方がいいだろう。これを履くことによって自己肯定感が上昇し、嫌な気分が3%軽減する。男のくせに女子の下着を履いている。この背徳感が、いい具合に緊張感と意識を高めてくれる。

 

たまに銭湯を利用するが、間違っても女湯には入らないし、この下着で銭湯にも行かない。しかし、今では男性物の下着を履いている方が逆に落ち着かないという、変な違和感が生じるようになった。客観的に見れば、人々から言わせれば「頭がおかしい」状態ではあると自覚はしているが、別に悪いことはしていないと思う。自分からしてみれば、この下着を履いてこそ三原であり、アイデンティティが辛うじて維持されているのだ。職場で客やスタッフを相手に話している時も、女子の下着。男子トイレで用を足す時も女子の下着。寝る時も女子の下着。見えないところに変なこだわりを出すのが、生粋の江戸っ子なのだと思う。残念ながらアタイの生まれは長野県だが。

 

 

 

下着の話はこの辺でよそう。えーっと、何の話をしていたんだっけ??

 

まぁこんな下着を干しているところを隣人に見られたら、間違いなく昨日入居したのに来週末には引っ越している可能性も大いに有り得る。ベランダの位置が違うからこそ、こうして堂々と女子の下着が干せる。

 

ところが、その真下では大家が洗濯物を干している。あいにくアタイの自宅の物干し竿は少し窓から突出しており、何かの拍子に大家が真上を見上げると女子の下着が干してあるという混沌とした世界を目撃することになる。というか、うっかり手を滑らせて下着が大家の窓に落ちたらなんと説明すればいいのだろうか。下町、意外と風が強い日が多い。しかも住宅が密集しており、一度でも他所の家に飛んでいったら回収するのに納得させる説明は不可能だ。警察沙汰になるかもしれない。

 

「これは盗んだんじゃないのか?」「なんでこんなの履いているの?」「どこで手に入れたの?」ただでさえ死にたがっているアタイが、マジで死にたくなる状況になりかねない。

 

「男の娘になりたかったんです・・・」とか言ったら、どういう反応をするだろうか。電話で親を呼び出されるかもしれない。アパートを退去されるかもしれない。隣人から嫌がらせを受けるかもしれない。

 

確かに頭がおかしいのは、精神科医のお墨付きだがこれは単なる嗜好の問題であり、別に誰かに見せびらかすわけでもないので、基本的には誰にも迷惑はかけていないはずなのである。

 

まぁいいや、安物の洗濯機で下着を洗っている最中にインターホンが鳴った。こんなのはNHKの集金以来のことである。誰かは察しがついていた。

 

 

「こんにちは、隣に引っ越してきた者です!よろしくおねがいします!」予想通り野球経験者みたいな顔をしていた。こちらは掃除中で、ただでさえ薄汚い上に、昨晩風呂にも入っていないしヒゲも剃っていない。オマケに髪型もだらしなく、もっと言えば部屋着の状態だ。

 

隣人は見た感じ学生のようで、「俺はこれからどこへでも出かけられるぜ」と言わんばかりの服装だった。この時点でアタイの負け。ちなみに言うまでもなく、喧嘩したらアタイが体格的にも負ける。「お世話になります、宜しくお願いします」と告げられ、ご丁寧に洗濯洗剤まで頂戴してしまった。まぁ、なんて出来る子なの・・・!

 

この近所の大学と言ったら、東大かしら?そうかもしれないわね!と勝手に思考を巡らせつつ、挨拶は終了。総時間にして1分20秒くらいだろうか。6畳しかない部屋を細部まで見渡すには十分な時間だった。

 

女子の下着はまだ洗濯機の中で、彼は知るよしもない。ただ、一つ問題があった。

 

 

 

アタイの部屋は玄関を開けると正面に自分の脳みそのCTスキャンの写真が貼ってある。世界中探しても自分の頭の中の画像をインテリアとして飾っている人間はアタイしかいねーだろうと思うが、間違いなくそれが彼の目には入ったはずだ。

つーか、なんでそんなもんを持っているんだよって話になるが、一応説明しておこう。

 

 

 

まだ横浜市の実家に住んでいた頃の話。

統失デビューして半年が経った頃だから、もう10年以上前になるのだろうか。市立の総合病院で「そもそも脳の構造に異常はないか確認してみよう」みたいなノリでMRIの検査(アタイはCTスキャンとの違いが分からない)をした記憶がある。

 

巨大な機械に身体が吸い込まれて、微量の放射能被爆した結果に出力された画像。まぁ構造には異常は見られないと医者は確かに言っていた。問題なのは精神。つまりコンピュータ本体に欠陥は見られないが、システムというかOSに障害があるということだろう。

 

モニターに表示された脳の断面を見せられながら、医者が仕事の一環として平然と説明口調で告げる。へー、アタイの頭の中ってこうなってんだ・・・という、変な感動の方が強く、大体脳の働きも部位も良く理解していない素人がこんな説明を画像付きで見せられたって、なんとなく分かった気分にしかならない。つまり何も分かっちゃいない。

 

それでも思考回路が完全におかしくなっていたアタイは何を思ったのか、医者に対し「この画像、印刷して貰うことできませんか?」と口にしていた。

医者は「え?? あ、はい・・・いいですよ(困惑)」と答え、モニターの角の方にある印刷ボタンをクリックした。

 

コピー機からアタイの脳みその画像が出力されてくる。受け取った一枚のプリントは、コピーしたてでほんのりと暖かかった。以来、この脳みその写真は実家にいた頃から現在に至るまでずっと部屋の見えるところに掲載している。Twitterのアイコンもこれにした。

 

オヤジには「頭のおかしいことをするな!」と言われ、母親には「あんたって個性的過ぎるわよ・・・」と呆れられ、弟には「こんな負け犬にはならねぇ」とけなされた。

 

 

10年前と現在と、脳の構造に変化が見られるのかは不明だが、何か成長したのだろうか。近頃酒の飲みすぎで、めっきり短期記憶が低下している。脳に隙間が開いていてもおかしくないなぁとは感じているが、果たしてどうなのか。変人ぶりだけは変わらないまま10年が経ち、それを他人に見られたのは今日が初めてである。しかも二人に。

 

隣人は果たしてこれをどう解釈しただろうか。「この人脳に腫瘍があって、もう末期で今、余生を生き抜いているのかなぁ・・・かわいそうに」と思ったかもしれない。少なくとも「普通の人じゃない」とは感じただろう。アタイは営業スマイルで、極力元気に挨拶をしたつもりでいた。ファーストインプレッションは6秒で決まるとか言われるが、間違いなくアタイよりも脳みその画像の方がインパクトが勝る。「なにこいつ・・・?」と思うだろう。

 

仮に挨拶の時間がもう少し遅くて、窓の外には女子の下着も干してあるところを見たら「もしも廊下で会ったら何をされるか分からない」と、幾ら筋肉質の男子でもビビるに違いない。

 

挨拶代わりに洗剤を貰ったが、お礼に何かお返しをした方がいいのかと迷う。極力隣人と関わらない方が彼のためかな、とも悩んだりする。

 

「なるほど、ここの物件の家賃が安いのにはそういう裏があったのか・・・!!」と思われないようにせねば。

 

どうも隣の部屋の物音的に、家具の配置をどうしようかで悩んでいる感じが伝わるが、壁を挟んだ反対側ではアラサーのおじさんが女子のパンツを履きながら、こうしてブログを書いている事実。職場でも一切足音がしないことで有名なアタイは、恐らく大家が隣人から「三原さんってどんな人ですか?」と訊かれたとしても「物静かな人よ」と答えるに違いない。まぁ、大家が洗濯の際に頭上を見上げていなければの話だが。

 

今日も快晴の割には風が強く、洗濯バサミの強度が低ければパンツはさぞ遠くまで飛んでいっただろうな、飛ばされなくて良かった、と安堵しながら午前中の洗濯と掃除を終えて友人を待つ三原だった。

 

 

 

 

ってなわけで、

 

ここからが本当の

 

アクティブログ(活動記録)

パワーで勝てねぇならば、自らおかしくなるしかない。何をするのか予測がつかない動物に対しては、どんなに屈強なビーストも逃げ去っていくのよ。

 

そういう理論を徹底したわけでもないけど、やっぱり変な人には誰も近づかない。友人の数は

lim n→0 n とほぼ等しい。つまり、極限的にゼロだ。

 

アタイのコンテンツでは「友達が皆無です」と散々言っているものの、嬉しいことに世界中を探せば一人くらいは波長の合う方がいらっしゃるものです。

 

はい、今日は引っ越して1年9ヶ月が経った頃になって、隣人が引っ越してきて、友人が自宅に初めて遊びに来てくれた記念すべき日です。どちらとも脳みその画像の実物を見たので「脳みそ記念日」とでもしましょうか。

 

まぁこの脳みそを見たから金運が上がるとか、頭が良くなると言ったことは何もありません。たまに「お前の頭の中が見てみたい」と言われることがありますが、スマホの画像フォルダにも、自宅にも脳みその画像があります。いつでも見せますよ。って、そんな自慢するほどのものでもないんですけどね。

 

これが実はアインシュタインの脳だった、とかならば誰もが欲しがるでしょうが残念ながら、ただの残念な統失の頭の断面図に過ぎないです。

 

 

 

 

5時半に起きて、布団の中で頭のゴミが湧いてくる実感を伴いながらも7時には布団から出たアタイ。駅での待ち合わせの時間まで、大体4時間ちょい。「今日はよく晴れているわね」と思いながら、スカイツリーを眺めてコーヒーをすする。1日の始まりの儀式であり、これがあることで非課税世帯ながらも都民であることを実感する。別に都民だから偉いとか、そんなことは一切思っていないわ。

 

ちんたらしていると、約束の時間になってしまう・・・!!アタイは大掃除を始めたわ。昨日の勤務時間が9時間で、睡眠は6時間未満。変に朝型になった上に、悪夢まで見て「近々自分はとんでもないことになりそうだな」という予感がしながら、部屋を隅々まで掃除していく。昨日入居した隣人の部屋よりもキレイに仕上げたつもりだったわ。

 

木曜に脱毛をした影響で、部屋中にムダ毛の残骸が散らばっておりエントロピーが高い状態を、クイックルワイパーで一層する。付着したムダ毛を見て「なんのために生えているんだ、こいつら・・・」と思ったりする。

 

大概の物事には、理由があってそうなっている場合が多い。勘とかセンス、「なんとなく」ではなく、ちゃんと「理由があってそうしている」。例えばスマホのデザイン、広告の見出しのフォントや配置・・・。

 

生物学的にも、恐らくムダ毛は意味があってそこに生えているのだと思う。どうしてアタイは手の甲に毛が生えているんだい?生えていない人の方が多いのに・・・と、自分に問いかけても理由はさっぱり分からない。

 

明らかにいらねーものである。こんな無意味なものを養うために毛根辺りの器官が毛細血管から栄養分を吸い上げて腕毛やすね毛が濃くなるのは理解が出来ないのよ。

民衆から税金を吸い上げて、弱者を救うのとどこか似たような構図を感じるが、それに則るならばアタイの存在はムダ毛と同義である。

 

それにしてもこんな無意味な毛一本一本に対して無駄な栄養分を回すくらいならば、少しでも自分の脳のパフォーマンスが改善するようにエネルギー配分をしろよ、と思う。思うだけで別に急にムダ毛が抜け落ちて頭の回転が早くなるわけでもない。流石に心理学でもそんな魔法のメソッドは存在しないだろう。

 

生きているだけで部屋が散らかる。熱力学の第二法則に従っていると言えばそれまでなのだが、要するに普通に生活しているだけで部屋中抜け毛で勝手にちらかっていく。

 

それをクイックルワイパーのシートで絡め取る。徹底的に。デスクもシンクもキレイにし、昨日風呂に入っていなかったアタイは風呂場でシャワーを浴びる。風呂場から上がって、タオルで身体を拭いていたら髪の毛が数本落ちてきた。拾おうとすると、また一本落ちているのが見つかる。永遠にこれをやっていたらハゲになる気がしてやめた。

 

一応部屋もアタイもキレイになったところで、食材の買い出しに行くことに。モツ鍋を食べよう!٩( ᐛ )وと打ち合わせていたとおりに、商店街などを練り歩いて調達していく。

 

予定の時間までにタスクはこなせたが、友人は諸事情あって大分到着が遅くなった。コーヒーの器具もバッチリ準備したし、あとはお・も・て・な・しをろくでなしが精一杯こなして友人を待ちわびるだけだった。

 

駅まで迎えに行き、駅前のケーキ屋に寄ってからアタイの部屋へ。やっぱり玄関を開けると真っ先に視界に脳みその写真が入り込んでくる。ちまたじゃあ人工知能が流行りだけど、これは紛れもない天然知能(ただし致命的な欠陥あり)だ。

 

まぁこんなものを見せびらかしたいわけでもなく、アタイの本位は美味いコーヒーを振る舞うことだった。久しぶりにバリスタの腕が発揮される。淹れたカフェラテを美味しいと言ってくれた、それが何よりの嬉しさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません、これは先日のかっぱ橋のカフェで提供されたフラットホワイトでした。

 

こちらが正しいです。ごめんなさい。ホントすみません。

 

 

久しぶりに会話を楽しみ、一緒にモツ鍋を作り、家飲みを久しぶりに体験した。観葉植物の元気がないので、見てもらいアドバイスを頂いた。

 

1日で一週間分の会話が出来たことが楽しかったが、自分ばかり一方的に喋りすぎたかなぁとちょっと反省している。帰りに駅まで送っていき、また遊びましょうねと約束をして別れを告げる。

 

次に会えるときには自分は一体どうなっているのか。失業しているかもしれないし、職場が変わっているかもしれない。全く予想が出来ない。駅前の広場でおっさんが「やるなら今しかねぇ〜」と、オリジナルソングを弾き語っていた。

 

春なのに薄ら寒い下町で、今自分がやるべきことはなんだろうかと考えながら帰る。自分に今出来ることは、こうして想いを長文で展開することだった。

 

 

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