三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

「社会人の夏休み」が終わり、僕は6年ぶりに地上で働く

6月になっちまった。。。

 

雑談

散々このブログで4月頃から話してきたテーマ。それが「社会人の夏休み」である。丸の内・大手町界隈で最高に暇な小売店でバイトをしてきたわけだ。約3年間。流石日本最大級のオフィス街なのもあって、客は上品ながらも豪快に買い物をしてくれる・・・わけなかった。

 

誰もが入社出来れば泣いて喜ぶだろう大企業のお膝元、社員特典としてポイントを多くつけるサービスまでしてやっていたのに、買うものはペットボトルの飲料ばかり。勝手に店の商品を開封するバカも沢山いたし、万引きを取り押さえたこともある。日本経済の中心地みたいなこと言っておきながら、実際にはクーポン券の規約文章も読めないバカが本当に沢山いる。

 

まだ東京駅とは違ってギャーギャーやかましいババアは少ないし、面倒な客もほとんど来なかったけれど、幾ら高学歴で高収入でも人間としてはレベルの低さがカバー出来ていないように窺える。

 

しかも変に稼いでいるせいなのか、やたら偉そうだしプライドも高い。まぁもう店はなくなったから関係ないんだけどさ。せいぜいこれからも高い年収を叩き出して沢山税金を納めて消耗し続けろ。「明日からマレーシアに出張なので買い溜めしておきたくて・・・」はぁ、そうですか。知らんがな。アジェンダだの何だのうるせぇよ。

 

いずれにせよ、日本一ラクだと思うバイトはもう終わってしまった。そりゃそうだ、前回も話したが土曜はオフィスが休みなのもあって、客数は一日通して100人にも満たない日もザラ。いるだけで給料がもらえる人生がずっと続くわけあるかい。

 

結局この3年間で身についたスキルなんて、店内の清掃くらいだ。一応資格もとって若干時給も上がったが、同時に物価も上昇しているのでちっとも豊かになっちゃいない。

 

その辺の飲食店の時給を見ても、ウチと大差が無いくらいに今は時給が上がっている。どっちが偉いかとか、そういう不毛な議論はともかく、責任が大きい割には見返りが少ねえなぁと思う。

 

というか、この3年間で週に3日も休みが用意されていながらも、結局何も出来なかった自分がいる。「夏休み」は終わったが、課題は何一つ片付いていない。この3年間を振り返ってみても、やったことなんて大学を卒業したくらいだろうか。こんなもんは金と時間さえあれば誰でも出来る。個人事業主として開業してみたものの、稼ぎは雀の涙。開業してもしなくても大して変わらない。ただ肩書きっぽいものが無料で手に入っただけに過ぎない。

 

完全にただの腑抜けだ。スキルも知恵も持たざる者。毎日思っているが、改めて反省した。あれだけ時間があって、自由があって、お金は無くても何不自由ない暮らし。全く消耗しない日常。だけど何も成し遂げられなかった。

 

「神様、もう一度チャンスをください!!」そう思って閉店後、とあるパワースポットを訪れた。ビルの一角にある、丸の内界隈の地鎮主の塚だ。「本気になります!時間を1秒たりとも無駄にしません!生産性のある充実した日々を心がけます!3年間見守ってくれてありがとうございました!来年の初詣に神社でまた会いましょう!!」みたいな願い事なのか宣誓なのか良くわからないことを心の中で叫び、大手町を後にした。

 

どうも退職にせよ異動にせよ、職場を離れる日の夕暮れというのは美しい。帰りの車内から見える学生の集団を見ては「この辺の学生になって、勉強したかったな」と思うし、一瞬でフェードアウトしていく飲食店を見ては「ここも気になっていたけれど、一度も行けなかったなあ」と残念な気分になったりして。

 

今の店が潰れた跡地には何が新しく入るのだろうか。どんなに脚光を浴びるような新店ができようとも、もうこのビルには縁が無いんだろうし、懐かしんでまた来るようなことも無いと思う。それにしても活気のねぇビルだった。

 

墓参りの前に、記念に一杯コーヒーを飲んでいこうと思い、そこで奮発して一番高いドリンクを注文した。プロのバリスタが全力で作ってくれた一杯。写真なんか撮らなくても、いつまでも記憶に残る味。たまたま客が15分くらい他に誰も来なくて、カウンターでバリスタとずっと話していた。昔は自分もバリスタだったんだよ、挫折したけどね。それでもコーヒーだけは毎日淹れて飲み続けているよ。

 

ビルから地上へと上がる階段は、希望へと繋がる出口のように見えた。パン屋の頃から数えて6年間、そういやずっと地下で働いていたな、と思い出す。自宅でも夜は蛍光灯で暮らすくらいの陰キャだ。銭湯へ行くと自分の肌が周りと比べて驚くくらいに白くて、筋肉も無くて弱っちいなぁといつも感じていた。

そうか、これから地上で働くのか。セロトニンが生成出来るな。今まで地下の自由だけれど何もすることがない牢獄に囚われていたのが、ようやく地上で働くんだ。シャバの空気はうめぇのかな。まぁ地震で地下に閉じ込められるような心配はないだろうと思いたい。代わりに何が起こるかは知り得ないが。

 

この界隈で目が輝いている奴、一人もいなかったな。自分も3年もいる間に随分と目が死んだ。21時を過ぎていてもビルのフロアのところどころは、まだ明かりが付いている。何時から出社しているのか知らんが、幾ら金を貰っていようが一日8時間以上は絶対に働きたくないといつも思っていた。

 

次の店の所在地は観光地に該当するのかな。頭の悪い年寄よりかは外国人を相手にしている方が100倍マシだ。4連勤のち3連休のサイクル。流石に毎週3日も休みがあれば、何かしら出来るだろう、いや、やるんだよ!やれ!一刻も早く週の労働時間を20時間に減らせるように頑張れ。

 

くだらねぇ妄想や悩みに割く時間は1秒も与えねぇ、毎日体力の限界まで活動しろ、常にベストな状態をキープしろ!病気や頭の悪さを言い訳にするのはこれで最後だ!充電期間は終わった!あとはバッテリーが切れるまで心身を全力で酷使するだけだ!!

 

 

 

 

って本気で心に誓っていたらさ・・・

 

アクティブログ(活動記録)

遡ること4日前から行こーか。

 

30日:自炊をまともにしなくなってきたのよ。作るのが面倒というか、食べるのが面倒というか。食材を買う手間、調理、片付けそういうのが全て面倒。お金があればウーバーを使うんでしょうけれど、そんな余裕はねぇっす。第一この下町のエリア、ろくな店ないし。

 

簡潔な冷凍食品とかに頼りがちで、それで酒のんでTwitterを眺めているだけ。こうして勤務時間以外の自由時間はあっという間に無くなっていくのさ。Twitterも飽きないけれど、ディスプレイから顔を上げて何か別の行動をし始めると、全く記憶に残っていないのよ。面白かったネタが幾つも幾つもあったにも関わらず、全く内容を覚えていない。前の大学時代にも2ちゃんまとめブログを読み漁っていて人生が転落した経験があってさ。面白いこと、有意義な内容それら全てが思い出にならないで、ただ時間だけが過ぎていくのよ。

 

日大を卒業してからというもの、特にノルマがなくなったアタイは自宅で油断するとTwitterを見がち。でも内容を一切覚えていない。これって無駄じゃね?と判断して、6月からは自分がツイートする時以外はほとんどタイムラインを見ていないわけよ。

 

代わりに本を読むように努めるか、疲れていたり妄想を膨らませてばかりいるくらいならばいっそのこと寝るようにしました。風呂に入らないのは相変わらず。

 

 

31日:夏休み最終日。

変にテンションが高く、少し早起きをしたわ。アボカドとトロを混ぜたものに醤油をかけて食べてみた。本当はサーモンがよかったのに、高かったんだもの。。。

久しぶりに健康的な飯を食べたおかげか、調子が良い。

 

仕事も特にトラブル無く幕を閉じた。一人だけお客様で、差し入れをくださった方がいらっしゃった。まだ大手町にも人情があったのか、と感動してしまったよ。閉店5分前には人通りも全くなくて、静かにシャッターは降りた。最後の駆け込み需要みたいなものも無く、静かに。

 

あまり苦労してこなかったせいなのか、達成感みたいなものが無い。この業界で仕事が面白いと思ったことも一度も無くて、結果として本当に食うための仕事に過ぎないんだなぁと再認識した。かと言って今更バリスタに戻る体力も気力もない。

 

閉店記念に帰りにエビスビールを買って、またアボカドとトロを食べた。

 

 

6月1日:とうとう6月になっちまった。まだ体感的には4月の上旬くらいなんだけどな。本当に時間が経つのは早い。この日は閉店後の店の後片付けがあったのよ。別に単純にゴミを集めて捨てるだけなんだけどさ。

 

店のシャッターは下ろしているけれど、何人かの奴が「この店開かないんですかー?」とか馬鹿な質問をしてくる。本当に日本語の出来ない奴だな、よくこの界隈で雇ってもらえて働けているなぁと尊敬すらしてくる。どうも世界というか視野がスマホより外側を認識していないようで、店中に5月31日で閉店、と張り紙をしていたのに内容が認識出来ていなかったらしい。

果てしないバカだと、ウチらは9時に集合なのに本来の開店時刻の時からずっと店の前で待機していたらしい。お前一体普段どんな仕事してんだよ。

 

まぁアタイは朝早いのもあって、遅刻ギリギリで現場に駆けつけた。最後にコーヒー屋で一杯飲み、墓参りをして帰宅。職場の同僚とも別れを告げたが、二度と会うことはないだろう。アタイはライフステージが変わる度に、人とのつながりがリセットされるからだ。

 

次の店舗への初出勤は4日からのはずなのだが、3日が人手不足なのでその日から入ることになった。片付けは2日の今日も一応ちょっとした続きがあるのだが、出勤してしまうと店舗が変わるとは言え、9連勤になってしまうので、2日は休みになった。

 

ちなみに6月から本気出す!と、ブログかTwitterで宣言をしたにも関わらず墓参りの後から頭痛に襲われて、「職場を去る日の夕焼け、綺麗だなー」とか感動しつつも頭が痛くて結局この日は自分のことに関しては何も出来なかった。

なんだろうな、頑張ろうと意気込むといつも突然体調不良がやってくるんだよ。このままじゃ一生頑張れねぇで人生が終わっちまう。

 

2日:今日。

全くニュースを見ないから知らないが、台風でも来てんのか?ずっと激しい雨だ。それにも関わらず14時に美容院の予約を入れていた。だって今日しか髪を切る日がなかったんだもん。誕生日のクーポンも6日までだったし。

 

上野の美容院に行き、1時間ほどで終了。雨の日の動物ってどんな動きをするんだろうと気になり、動物園に行こうかとも考えたけれど面倒だから辞めた。代わりに美容院でフクロウを見てきた。

 

ドトールで一杯飲んでいってもよかったが、これ以上雨が降ってきたら帰れなくなりそうな予感がして、駅ナカで明日から配属になる店への挨拶用の菓子折りを購入したあと、まっすぐ帰宅したわ。

 

明日から5連勤で、しばらく洗濯が出来ないから今朝から部屋干しをしていたのだけれど、夜になっても乾きゃしない。普段なら強風が吹いていて外に干さなくても2時間程度で乾く洗濯物が、地味に洗剤の残り香を放ち続けていて心なしか呼吸が苦しい。換気をしようにも窓を開ければ暴風雨だし。まさか近所のでっかい紫陽花の植木鉢が倒れるほどの強風だなんて予想出来ないじゃない。

 

あの美容師さんもちゃんと帰れるといいなぁと思いつつ、そういやネットの予約表では21時まで埋まっていたなぁと同情してしまう。せめて家が近いのだと信じよう。

 

まぁアタイが住むこの下町もハザードマップで言えば浸水の可能性が十分にあるところなんだよな、他人事じゃない。

3階に住んでいるから大丈夫!٩( ᐛ )وとか思っても、便所が逆流してくる可能性もあるしなぁ。まったく、いちいち安心していられないよ。

 

とりあえず停電になっても大丈夫なようにガジェットの充電はバッチリだぜ。

 

まぁ明日の出勤までは時間があるからなぁ、また別の文章でも書くとしようか。

初出勤(一度応援には行っている)緊張するなぁ。。。

 

じゃ、今回はこの辺で!

 

 

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