三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

満員電車の行先は絶望

試される4日間が再び訪れる・・・。

 

アクティブログ(活動記録)

三連勤が終わった。いや、普通は5連勤がザラなんだよ。そして4連休が始まる・・・と思いきや、初日の今朝は港区の店舗に、商品紹介の研修を受講しに行くことになっていた。

 

朝が辛い。これは紛れもなく事実なのだが、自分に関しては体調が芳しくないから本調子が発揮出来ないのである。幸いにも昨日と今日は寝起き直後にゲロを吐かなかった。それが本来は普通だ。吐く方が異常なのである。

 

秋晴れで適度に涼しく、行楽日和と言ってもいいくらいにテンションが高くなってくるという一年でも数少ないパーフェクトに体調が良い日。これは間違いなかった。

 

 

そう、電車に乗るまでは・・・。

 

 

時刻は9時前後。何の自慢にもならないが、一応これでも山手線沿線に住んでいるアタイは、港区の駅を目指して電車に乗り込んだ。普段は昼からの出勤だから、90%くらいの確率で座れる。それが当たり前になっていた自分としては、度肝を抜かれることになる。

 

「なんでこんなに混んでいるの・・・?」

 

都内の企業に努めているならば9時始業だと当たり前のように思っていたからだ。案外9時を過ぎていても電車に乗るには覚悟が要求されるくらいに人が押し込められている。

 

駅員が半ギレで「車内の中程までお進みくださーい」と、何度もアナウンスをする。扉付近に固まるクソ共、イヤホンをしているのか全く聞いていない。イヤホンをしていない50手前くらいのおっさん、肩身を狭そうに扉付近にいるけれど、普通に奥まで進めや。お前30年近く働いていて、まだそんなことも分からねぇのかよ。

 

アタイはいわゆる「下町」のエリアに住んでいるので、港区に向かうというのは南下することを意味する。窓の外の景色に目をやると、並走している京浜東北線の車内が見える。あっちよりもこっち(山手線)の方がまだ空いているな、と地味すぎる優越感に浸るしか、この社畜輸送機の中で平穏を保つ術がなかった。

更に奥の線路には東海道線(多分上野東京ライン?)が走るのが時折見られ、もっと混雑していた。

 

山手線も「どうせデカい駅で大概の乗客は降りるだろう」なんて悠長に構えていたら、秋葉原、東京駅に着いても全く人が降りない。どこまで続くんだこの地獄は・・・もう帰りたい、優雅に自宅でコーヒーを飲みながらタバコ吸いてー・・・でも今気分悪くなってきたな なんて思いながら浜松町に着くと一気に人が降りて座れるくらいになる。

 

アタイがどの駅で降りたのかは言わないが、この何十年経っても快適さが改善されない社畜輸送機からようやく降りた開放感を味わいつつ、眼の前に座っていたデブが30秒置きに頭を掻く度にフケが舞い散り、こっちに飛んでくるストレスを払拭しようと駅前の喫煙所で一服してから研修地に行こうと思った。

 

なんでまた喫煙所という小屋に、自ら進んで押し込められているんだか。もう一度言うが、起きた直後はとても気分が良かったんだ。今日は良い一日になるだろう!そんな予感さえしていた。

 

ところが9時台の電車でエネルギーを一気に奪われ、喫煙所でも狭い想いをしながら吸うタバコは最高に不味くて、この小屋の中に「港区民禁煙奨励補助金を出します」というポスターを食い入るように読んでいた。役所に申し出れば1万円の助成金を出すらしい。アタイの住む区にそんなのあったかな、と考えていた。

 

知らないだけで、案外役所って時折有益なことやってんのよね。大体自分には関係ないことばかりだけど。

 

 

 

研修場所の店舗に到着し、安いペットボトルの飲料を買うついでに、レジのおばはんに「研修で〇〇店から参りました、三原です」と挨拶したら「あらやだこの人何言ってるの?」みたいな顔をされる。

 

いや、勝手にバックヤードに侵入して「俺?一応スタッフですけど何か?」みたいに行っても良かったんだけれど、一応建前っつーのがあるじゃん。多店舗からスタッフがわざわざ忙しい時間を割いて来てやってんだから、それくらいあるのを知っておけよ。共有しとけよ。どこまでも馬鹿だなこの店の奴。

 

それで研修の内容は、こんなお客が来たら「この商品を売り込んでみましょう」というのを、客の役と店員の役を交代で演じながら評価をし合うという、クソみてぇな内容。

 

しかもウチの店長からは「ここだけ事前に勉強しとけばいいから」って伝えられたところだけ万全に準備をしてきたら、冒頭の社員の挨拶で「今日はこれとこれとこれとこれをやりますよー、皆さん予習はバッチリですよね??!」とか元気に言うもんだから、ゲームオーバーを覚悟したよ。

 

そもそもやる気の無い自分は、事前学習の教材ですらも自宅で酒を飲みながら目を通すくらいに舐めていた。いや、大した魅力の無い商品なので、正直に言わせてもらうと全く売り込むつもりがないのが本音だ。

 

だから予習した分は流暢にこなしたが、他はしどろもどろで乗り切った。演技が下手なキャラだと認められればそれでいいと割り切った。

 

まぁ他の店舗から研修に来た人も、この人よく勉強しているなぁと感心もしたが、最後の方の「現場の意見交換会」みたいな段階で、全員が「人手不足でレジと品出しだけで一日が終わる」「もっとお客に提案する余裕が生み出せない」で満場一致。

 

それにも関わらず店舗はポツポツと増えている。挙げ句には店長の成り手すら確保が怪しいらしい。どこまでも馬鹿かよ。

給料だけは良いから、それに甘んじてアタイは「最低限の労働で最低限度の生活を営む」スタンスでやってきたのだが、社員になったところでバイトが本気で長時間労働したのと同時間働いてもぶっちゃけると給料にそこまで大差がない。

 

飲食業界よりかはまだ手厚い待遇だとは思うが、「君、新店の店長やってみない?」と任命され、過酷な現場で人手不足、残業となると若手は辞めていく、みたいな話を聞いた。そりゃそうだろ。

 

ボーナスはそれなりに出るらしいが、それ以前にぶっ壊れちまったらどうしようもねぇ。

 

正直に言うと、接客業には2種類の人間がいる。まだ壊れていない人間と、既に壊れた人間が無理して平静を装っているパターンだ。アタイは後者だ。

 

たかが都内の平日9時台の電車に一日乗っただけで「ぜってー社会人は無理だ」と確信した。

 

 

 

卒業した大学はキャンパスが市ヶ谷だったが、1限から授業がある時は敢えて始発の電車に乗って混雑を避けていた。5限が終わってストレートに帰っても電車が混雑するのは理解していたので、そのまま大学に残って自習をするかトランプなどの簡単なゲームをして帰宅時間をずらす工夫をしていた。

 

はっきり言って、この地獄を毎日続けていて特に何も感じないのならば、そっちのほうがアタイからすれば異常だ。都内から通勤していてこの苦痛なのだから、他の県から働きに来ているとなると、もっと大変だ。

 

意識高そうな本には決まって「目覚めから2時間は脳のゴールデンタイム!アウトプットや自分のやるべきことに最も集中力を発揮出来る時間なのだ!」とかドヤ顔で書いているが、お前絶対通勤電車を使う仕事をしていねぇだろうと。

 

それに続けて、世界トップの大富豪や経営者も朝4時には起きているぞ!君も今すぐ実践だ!誰にも邪魔されない貴重な時間を寝て過ごすなんて勿体ない!とほざく。

逆に聞きてえよ、こいつらが日本のサラリーマンと同じような通勤スタイルをしていても同じことが言えるのかって。

 

条件が違うんだよ。大分前にも話したが、満員電車のストレスは戦場にいるのと同じレベルのストレスなんだぞ。目覚めて30分で支度をして、乗車時間が15〜60分、その間ストレスに晒されて帰りの電車もそれなりに混雑していて、家に着いたら大して栄養の無い出来合いの飯を食って寝るのが多くの人の生活スタイルだと思っているが、それでも早起き出来たら企業に出勤なんかしなくても生きていけるわ。

 

しかも経験則から言えば、早く来すぎた場合はオフィスの光熱費が勿体ないからちゃんと定刻通りに出勤しなさいと言われたり、過去のバイトでは「早く来たから読書や勉強をしよう!」なんて思っていたらそのまま無給で働かされたこともある。クソだろ?

 

そんなわけで満員電車を回避して通勤する働き方だと、大部分が小売業の昼〜夜勤務になってくる。住まいは賃貸か戸建てか論争、きのこ派たけのこ派の終わらない戦い、hそういうノリで朝出勤と昼出勤とで議論が分かれる。

 

どこの職場でもこの話題で対立するのだが、絶対に夜のほうが楽だろ。朝働いた方が夜の時間を好きなことに使えるよ? とか言うが、普通に朝のんびりしていた方が健康にいいだろ。深夜は別として、夜ならば大概の人が暇になるから飲みに行けるとか、通話が出来るという話も上がってくるが、そんなんだから金が無くなるし自分の時間も無くなるんだよと。

 

どうも自分はひねくれていて、天邪鬼で、人と同じであることが徹底的に嫌いなようだ。

 

幾ら給料が出るとは言え、折角年に数日しかない貴重な体調の良い日がしょうもない研修で半日潰され、さらに善意(笑)で研修内容を報告しに、給料もつかないのに自分の店に立ち寄ってレポートを提出し、近くのラーメン屋が高い割には不味くてがっかりし、45分くらい筋トレしながら残りの休みを考えていたが何も思い浮かばず、一人家でビールを飲みながら鍋を食っていたら初日が終わろうとしている。そういう一日だった。

 

 

ってなわけで、

 

雑談

ことはLINEのライブトークの何気ない会話から始まった。LINEのオープンチャット機能の一つで、メンバーの中の参加希望者同士が喋る、或いは聞き手に周るという機能があるのね。アタイそんなこと全然知らなくて、最近知ったんだけどさ。

 

内容は簡潔にするために少し加工するけれど、

アタイはここ最近「夢の自販機」をつくりたい!と話していたじゃない?まぁコンスタントに時給70円稼げれば月収5万円になるよねー、そうなりたいなーと。

 

アタイは統合失調症を患う精神障害者(3級)なのよ。メンバーからの提案で「障害年金を申請してみたら?」とあったので、通話終了後に障害年金について調べていたのよ。

 

厚生労働省のホームページにあるPDFをしっかり熟読したのね。どう考えても貰えないのよ。

障害年金も、障害厚生年金も。不手際と運の悪さによって。ここでまず絶望に至るのね。

 

 

次にやめときゃいいのに、年金ネットに久しぶりにログインしたのさ。今の納付ペースで行くと、将来幾らもらえるのかシミュレーション出来るのね。

20歳に統失を患って、23歳で障害者雇用に就くまで年金を納めていなかった。

27〜31歳まで大学生の納付猶予に甘んじてその期間も年金を納めていない。

 

さて、アタイは老後いくらもらえるでしょう?

 

 

 

・・・13万円。

 

一ヶ月じゃないぞ、年額だ。一年間で13万だ。働けるかどうかも分からない肉体と精神の状態で、1年間に13万しか支給されない。ああ、ダメじゃん。働けなくなったら終わりじゃん。

絶望するわけよ。

 

まぁ今の職場もあと2年くらいは続けたいとは思っているので、これよりかはもうちょっと増えるかもしれんが、微々たるもんだろう。未納分も今から納めればもうちょっと増えるだろう。

 

泣いてもいい?

勉強したくて大学中退して浪人していたら統失を患って、勉強がしたいから数年後に大学に進学したら更に将来貰える額が減る。

 

ちなみに精神障害3級でも初診日に厚生年金を納めていれば、貰える可能性はあった。その当時はガチで病んでいて病院に行くのですらもやっとだったのに、働いて厚生年金を納めるなんて不可能だろ。仮に今貰えていたら、年間見込みで65万と書いてあった。

 

え、馬鹿みたいに給料から年金を払っていても13万にしかならんのに、障害年金の方がその5倍も貰えるの?!って。機会損失で言えば800万くらい損している。めちゃくちゃショックだ。

 

いざとなったら死ぬ用意、45歳まで生きれば十分だという確信、そういったのもあって自殺のプランはとっくに完成しているんだが、仮にジジイになるまで生きたとしたら文字通り死ぬまで働くか、それすら出来なければ死ななくちゃいけない。そういう境遇に立たされているのだと気付かされた。

 

もうここまで来たら、障害を一つ増やすしか将来安泰に生きる方法が思いつかないわけよ。生活保護って手段もあるけれどさ。仮に今から精神障害2級にランクアップして、その日が「初診日」と認められるならば障害年金が今からでも貰える可能性はあるが、幾らググっても3級から2級になった場合の初診日がいつになるのか書いていない。恐らく20歳の頃のままで変わることはないだろう。

 

今の働き方と生活スタイルならば、特に生きていく上で不自由はないはずだが、マジでいつまで働けるか分かりゃしない。何かをきっかけにメンタルが崩壊して社会復帰ができなくなるかもしれないし、なんの前兆もなく体のどこかに支障が出ることもありうる。

 

まぁ根本的に自分に稼ぐ能力があれば、こんなつまらないことを心配せず自分の仕事にだけ集中していればいいのだろうけれど、幾ら自分の仕事と言っても既に手は震えるしディスプレイを眺める目は霞んできている。ちょっと奮発すればそれなりのデバイスが買えるとは言っても、流石に肉体の衰えを何不自由なくカバーが出来るとは考えにくい。

 

漠然とした見えない不安が何だったのかようやくわかった。ライブトークでは友人が「いざとなったら生活保護もある」とは言ってくれたが、これにすら裏切られたらアタイは死ぬ気でガレージで兵器を作る勉強をするかもしれない。その必要はないと信じたいが。

 

ただ、一体何のために惰性で年金を払っているのか、マジで意味が分からなくなってきた。今から障害が悪化しても貰えず、老後に貰える額は気休めにもならない。国になんとかしてもらおうという考えが甘すぎるのかもしれないが、なんの不安もなく安らかに死を迎えられる人生は、少なくとも自力で大金を稼がないと実現しないことだけはわかった。

 

自分の不運に文句を言っていても時間が過ぎ去っていくだけだ。畜生、ただ毎日美味いコーヒーを飲みながらくつろげれば、それで満足な人生のはずだったのに。

 

 

 

☆=====三原さんが他にやっていること=====☆

 

無類のコーヒー好きのアタイが、ガチでコーヒー「だけ」を語る。三原さんの新たな領域!

www.rokujo-coffee.net

 

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