三原氏物語

賢くて可愛くて、誰もが憧れる無敵の障害者を目指すアラサーの闘病記

共感とコミュニケーション。〜どうでもいいことに返す言葉が見つからない〜

会話に参加するのは難しい。

 

雑談しかしない。

一言で言えば、ある種のオタクなのかもしれない。何故ならばほとんどの会話にはついていけず、興味関心・得意分野になると嬉々として早口でまくしたてるからだ。

 

何事にも興味関心を示さないような生き方をしているが、コーヒーと銭湯に関しては他の人よりも少しは詳しい自負がある。コーヒーは純粋に好きで毎日飲んでいた結果として「本当に美味さを追求するとどんなものが飲めるのか」が知りたくて能動的に勉強をしていた。銭湯は大学の卒論の研究テーマである『浴室内における広告展開の現状と課題』で風呂の中の広告について調べている内に、勝手に銭湯に詳しくなっていった経緯がある。

 

だからコーヒーと銭湯の会話は幾らでも出来る。その一方でアタイが全く参加できない話題の代表例として政治、時事問題、音楽、恋愛が挙がる。どうしてそうなったのかは、ざっくり言えば政治に関しては自分の力ではどうすることも出来ないから議論するだけ無駄だと割り切っているのが理由、音楽に関しては義務教育を出ていないと自称するほどに教養がなく解像度が低いため(spotifyの再生時間だけは今年10万分、日数にすれば70日は聴いているが)全く話が出来ない、恋愛に関しては自分に問題があるとは言え、一切モテなくて諦めているのが理由だ。

 

LINEのオープンチャットに参加させてもらってから、時折ライブトークというグループ内通話の機能に自分も加わることがある。発言者が3人以内ならば自分もまだ会話に参加出来ていると感じるが、4人以上になるとほとんど黙ってしまう。「間」が読めない問題もあるだろう、ただし発言者が多くなるほどに何について話しているのか分からなくなって混乱しているのは十分に自覚している。

 

誰かが優しさからコーヒーや銭湯の話を振ってくれれば、得意げに話す事ができる。それ以外にはほとんど相槌を打つしか無い。あんまり興味関心を抱かないタイプの自分ではあるが、一応それなりに色んな本を読んできたから何でも少しくらいは話せるだろうと軽く考えていたら、見事に何も言えなくて実は密かに悩んでいる。

 

いつの間にか誰もが話題にする共通のトピック(漫画や美容)には全くついていけず、特に恋愛の話になると閉口してしまう。恋愛経験がほぼ無いからだ。それぞれの考え方があるから何が正解だとは思わないが、この時期のデートスポットの話なぞ「そんなん知るか」って感じにはなるし、もっと根本的な問いになると「どういう娘が好み?」という簡単な質問ですらも自分は選り好みが出来る身分ではないので、この際ぶっちゃけるとアタイのことを好きになってくれれば誰でもいい、としか答えようがないくらいにモテない。

 

 

それにしても銭湯とコーヒーが語れると何か役に立つのかと言われると、オープンチャット内ではそれなりにコーヒーを飲む人がいるから淹れ方などのノウハウが伝授出来る一方で、それ以外の場面になると「私ってコーヒー飲めないんだよね」ばかりで話が終了してしまうことが良くある。

 

銭湯に関しても構造や入浴の作法、販売戦略などに少し詳しいだけで、実際のアタイは大の風呂嫌いである。特に人と合う予定が無ければ3日くらいは余裕で風呂に入らないし、風呂に入ろうと意気込んでから実際に入浴に至るまで1時間以上かかることもしょっちゅうだ。ただ、自分の肉体が明らかに老廃物の蓄積によって薄汚くなってくると、あらゆるパフォーマンスが低下していくのは手に取るように分かる。入ればスッキリするのは十分に理解しているが、それでも風呂が嫌いなのに変わりはない。

 

そして卒論を執筆していた頃は毎週のように通っていた銭湯も、今では3週間に一度行ければ良い方で、要するに行くのが凄くダルい。

開湯一番乗りで脱衣所までダッシュし、一番先に着替えてどんなに迅速に身体を洗っても、ダイレクトに湯船に入るジジイに一番風呂を越される。60年以上生きていて入浴マナーも知らねぇのかよ、とか色々言いたいことはあるが、開湯直後でもこうしたションベン臭いジジイが湯船を汚し、18時を過ぎると子連れがやってきて、学生と仕事終わりの人たちも詰めかけてくると、いよいよ湯船は「汚腐露(おふろ)」と化す。要するにどの時間に入ってもキレイな湯に入れないのを悟ったアタイは、よっぽど気分の良い時にしか銭湯に行けない体質になってしまった。

 

挙げ句にはわざわざ水風呂でうがいをするジジイがいて、本気で殺意が湧くし無駄にヤクザが洗い場を占領したりで、割とストレスが多いことがわかった。

 

やっぱりアタイ、お風呂嫌いだわ。

考えてみれば実家にいた頃から親が入った後の風呂には入るのにめちゃくちゃ抵抗があったし、「何故風呂が嫌いなのか」を十分に語れるほどに風呂嫌いなキャラが確立してしまった。

 

こんなことを口外しても「私はただの不潔です」とアピールしているのと大差なくて、まぁ参加したことはないが合コンに行ったら即座にレッドカードを食らって泣く泣く退場する輩になるだろうと想像は出来る。

 

 

 

一方でコーヒーの方も年間700杯近くは飲むほどのジャンキーを自負していて、淹れ方から器具まであらゆるところにこだわりがあるが、そこまで突っ込んで質問されたことはほとんどない。

 

語れる話題の二本柱がコーヒーと銭湯、それ以外には相槌を打つだけの自分でも毎度毎度ライブトークには真剣勝負で場を盛り上げようと意気込んで参加している。今回も上手く行かなかったな、あの時あんな風に発言していれば面白かったかもしれないのに、と後々になって後悔する。

 

コミュニケーションが下手な最たる理由は、週の4日近くは誰とも会話をしないのが大きな理由だろう。自分一人でも無限に時間を潰せる才能が備わっているせいで、喋らなすぎて声が出せなくなることもある。

 

 

 

職場では大学生と最近どんな勉強をしているのか、と言った話がスラスラ出来ても振り返ってみると、それ以外の話が出来たかあまり記憶にはない。それこそ他人が何の勉強をしているかは、歴史・法律・政治学以外ならば大体最低限のことは話せるつもりでいるが、今の学生が何に興味を持っているのか、何にお金を使っているのか、そういうのは話を聞いていてもピンと来ない。

 

自分が話を合わせられる学生との会話がこのレベルで、同じ職場で年配のお局を相手にするとビックリするくらいに職場の文句と天気の話しか出てこない。お前、一生こんなつまらねぇ話で人生終わるのか?ってくらいにしょうもねぇ。

 

今日も暑いね。夜から雨降るらしいわよ。最近寒いね。これらの相互確認に一体なんの意味があるのか微塵も理解が出来ない。会話の初歩的なやりとりとして、「天気の話題ならばまず外すことはない」というのがあるらしいが、スマホを開けば一発で降水確率から気温まで一目瞭然なのに「仕事が終わる頃には雨が降るらしいよ」とか、一体何の会話のきっかけになるんだよといつも思う。そこから話を膨らませていくのがコミュニケーションとしての在り方なのかもしれないが、「マジカルバナナ」の連想のように毎度毎度、夜には雨が降る→私最近素敵な傘を買ったのよ→→・・・ と話を膨らませていくのが最高につまらなさ過ぎる。

 

職場の愚痴に関しても、特に言っても共感してもらえれば関の山で、別に業務の改善には一切繋がらないので不毛だからこそ、今まではわざわざ出勤の30分前には到着して業務連絡などを確認していたのが、休憩中のお局から愚痴を聞かされるだけで微塵も面白くないので近頃はできるだけギリギリに出勤するようになった。別に早く行って待機していても最悪早く働かされるし、良いことが何もないと分かったからだ。

 

 

コミュニケーションが下手な理由の次の理由が、共感力の低さだ。大概のことはどうでもいいと割り切ってしまう悪癖があるから、真剣に話が聞けないのかもしれない。大人数で話すと論点が見えなくなる点で苦手なのだが、興味のない話を延々と聞く場面に遭遇するのも大嫌いだ。

 

毎度毎度同じ話しかしない人がいる。まるで預言者かのように、話のオチを先に喋ったら嫌われた経験があり、それ以来相手の話にはどんなにつまらなくても口を挟まないようになった。物事をプラグマティズム的に考えるくせがあるので、その話が役に立つか、面白いか、無駄なのかを判断基準として聞く癖があり、特に話が長いくせにつまらないパターンに対しては、喫煙のために離席することもある。

 

どうでもいい話とは言ったが、逆にどういう話ならば自分は関心を示すのだろうか。どうも百聞は一見に如かずというか、耳で聞くよりも文章で読む方が個人的には理解しやすい。だから連絡するならば電話よりもメッセージやメールで寄越せといつも主張していたら、誰からも連絡が来なくなった時期もある。

 

そして職場では一切電話には出ない。これだけテクノロジーが発達していても、どういうわけか通話というのは音質が著しく低いので何を言っているのか聞きとるのに無駄に集中力を要求される。しかも何が言いたいのか伝わらない場合も多く、もっと言えば客が長蛇の列を成しているくらいに混雑している時間帯に気安く電話をかけてくる配慮のなさが最高に失礼だと思っている。過去には注文した商品をいつまでも取りに来ないクズとかが、こちらが電話をかけ次第切りやがったりした経験があるので、どんな理由があろうと仕事で電話は出ないと決めている。

 

コミュニケーションは下手だが、変なこだわりが強いところもある。誰とでも友好的な関係を会話だけで築ければ理想だし、極力そうなれるように頑張るが、電話のように無理なものに対してはとっくに諦めている。

 

 

 

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